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2021.01.16

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ATPツアー開幕戦で準優勝の20歳、コルダ「正しい方向への第一歩」

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開幕戦で初のツアー決勝進出
敗れるも「プラスしかない」

2021年の開幕戦、「デルレイビーチ・オープン」(アメリカ・デルレイビーチ/ATP250)で20歳にして初のATPツアー決勝進出を果たした世界119位のセバスチャン・コルダ(アメリカ)。決勝では第4シードのフベルト・フルカチュ(ポーランド)に3-6、3-6のストレートで敗れ、惜しくも準優勝に終わった。

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準々決勝では第2シードのジョン・イズナー(アメリカ)、準決勝では世界74位のキャメロン・ノリー(イギリス)を破り、快進撃を見せたコルダ。タイトルには手が届かなかったが、試合後のインタビューでは笑顔を見せる場面もあった。

試合後にコメントを求められたコルダは「これ(負けたこと)は常に正しい方向へ向かうための第一歩だと思う。僕は常にポジティブに捉えているし、今回のことには何の問題もないと思っている」と語り、すでに前を向いているようだ。

さらに「僕にとっては大きなプラスにしかならない。戻って、ハードワークをして、自分のテニスを信じて、今まで通りのことを続けていくつもりだよ」とした上で、「今週はどれだけ良いプレーが出来たか、そして素晴らしい試合が出来たか、まだ十分には実感できていない。今週は、本当に良いトッププレーヤー達と対戦したし、ここからは良いことしか生まれないと思う」と話している。

コルダは「トップ100を突破することは、アメリカ人選手にとって大きな目標のひとつ。まずはそこを確実に突破して、大きな大会で安定した選手になることは、この雰囲気や選手たちに慣れるためにとても大切なことだ」としながらも、「僕はまだ20歳だから、今年はまだ勉強と努力が必要だと思う」と自身の考えを明かした。

昨年の全仏オープンでもベスト16入りを果たし、テニス界に衝撃を与え続けているコルダ。今回の悔しさをバネに、次こそは念願のタイトルを掴み取ってもらいたい。

文=中村光佑

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma