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2021.01.24

選手情報

ティアフォーがコロナ禍で自身を見つめ直し復活へ「パンデミックが僕を救った」

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昨年7月にはコロナ陽性となるも…
“暗闇の中”から抜け出すきっかけに!

ATPの公式サイトは1月19日、世界ランキング62位のフランシス・ティアフォー(アメリカ)のインタビューを掲載。コロナ禍での過ごし方やこれまでのツアーの経験、今後の目標などが語られている。

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「初めてツアーに参加したときは、バッグス・バニー(ワーナー・ブラザーズ社のアイコン的キャラクター)のような気分で、そこにいることに興奮していたんだ。『誰とでも対戦したい、すべてのトーナメントに行きたい』と思っていた」と振り返ったティアフォー。そんなはやる気持ちを抑えながらも2019年2月にはトップ30までランキングを上げ、徐々に頭角を現してきた。

だが、2020年シーズン序盤は苦しい時期が続き、ランキングは一時80位台まで後退。もどかしい時間を過ごしていたティアフォーだったが、およそ5ヵ月のツアー中断が自身を大きく変えるきっかけになったようだ。7月には自身も新型コロナウイルスの陽性反応が出たが、「パンデミックは、おそらく僕のキャリアの中で最高の出来事だったと思う。パンデミックの前は、僕は暗闇の中にいたんだ。私のランキングは深刻な打撃を受けたし、メルボルンでの準々決勝での敗退は明らかだった」としたものの、「パンデミックが逆に僕を救ってくれたんだ」と振り返っている。

また、ツアー中断期間には、「パンデミック後の世界はどうなっているのか? 何を変えたいのか? 今までと同じ男になるのか、それとも何かを加えて変えていくのか? 僕はただ、違う男になりたかっただけなんだ」と自問自答していたことも明かし、そういった取り組みも昨年のUSオープンでベスト16入りを果たすことにつながったという。

「ツアーでファンが愛してくれるような存在になりたいと思っている。多くのファンは受け入れてくれていて、その後ろ盾になってくれていると思う。僕のモチベーションはかなり高いところにあるし、2021年は多くの素晴らしいことをする準備ができているんだ」と力強く語ったティアフォー。今後の更なる活躍に期待したいところだ。

文=中村光佑

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma