第1シードとの戦い、上地の勝利を祈りたい2月17日、全豪オープンは10日目を迎える。まずは、8番コート第1試合(日本時間9時〜)で行われる車いすテニス女子シングルス決勝。世界ランキング2位の上地結衣(三井住友銀行)が、世界ランキング1位のディーデ・デグロート(オランダ)に挑戦する。対戦成績は15勝18敗。全豪前哨戦の2大会でも対戦しており、1勝1敗となっている。上地の3度目の全豪制覇を祈りたい。【画像】全豪オープン10日目のオーダー・オブ・プレイ(試合予定表)そして男女シングルスは準々決勝が行われる。すべてロッド・レーバー・アリーナでの試合。第1試合(日本時間9時〜)は、第1シードのアシュリー・バーティー(オーストラリア/世界ランク1位)とカロリーナ・ムホワ(チェコ/世界ランク27位)[25]による24歳対決。過去の対戦は2018年USオープンではバーティが6-3、6-4で勝利している。約1年間テニスに離れていたバーティは、親友ダリア・ガブリロワとの2回戦こそ、突然の不調を見せたが、終わってみれば、4回戦まですべてオール勝ちとさすがの強さだ。しかし、ムホワのことを「機動力があって、バラエティ豊富なボールを打ってくる」と警戒している。同じくセンターコート第2試合(日本時間11時以降)は、アメリカ人対決。第22シードのジェニファー・ブレイディ(世界ランク24位)とジェシカ・ペグラ(世界ランク61位)は初対戦。ブレイディは、昨年のUSオープンに続いてのベスト4入り。グランドスラムの舞台での経験値は上だ。一方のペグラは、同じく昨年のUSオープンでの3回戦進出がグランドスラムのベスト・リザルト。しかし、今大会では、第12シードのビクトール・アザレンカ(ベラルーシ)、第5シードのエリーナ・スビトリーナ(ウクライナ)を倒しており、勢いでは上と見るべき。どちらに軍配は上がるか。そして第3試合(日本時間13時以降)では、第4シードのダニール・メドベデフと第7シードのアンドレイ・ルブレフのロシア対決が実現する。過去3度対戦していて、すべてメドベデフが勝利。しかし、ルブレフは「それはすでに終わった試合だ。そこから学んだこともある。試合では、それを生かすつもりだ」と語っている。一方、メドベデフは「誰が相手であろうと、勝つために努力するだけ。それがテニスだし、我々の仕事だ。たとえ、仲の良い友人でもね」と冷静に語っている。果たして、どんな結末となるのだろうか。そしてナイトセッション第1試合(日本時間15時半〜)は、第2シードのラファエル・ナダル(スペイン)と第5シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)の戦い。対戦成績はナダルの6勝1敗。背中の問題(筋けいれん)を理由に、前哨戦のATPカップを欠場したが、今大会に入ってからは4回戦すべてでストレート勝ちとなっている。対するチチパスは、4回戦の相手、マッテオ・ベレッティーニ(イタリア)が腹筋のケガで棄権したため、不戦勝となっている。2週目となり、どの選手も体力的には厳しくなっているだけに、1試合分の休みは、大きなプラスとなるかもしれない。
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