やりとりの中で
東京オリンピックへの意欲も披露
昨年の全仏オープン女王イガ・シフィオンテク(ポーランド)にハッピーサプライズがあった。
元はテニスチャンネルのインタビューに答えたところが始まり。その中で「(彼女に会えたら)夢が叶います。本当に彼女のことをリスペクトしています。スポーツの中で彼女は何かをしようとしている。スキーの大ファンではないけど、彼女の結果は見てきているんです。それとチームの心理学者が、私に話をする時に、ミカの振る舞いや態度を例にするんです。だから、彼女は良いお手本なんです。なぜなら、ティーンエイジャーで初めてオリンピックに出場しているから。私も今年、(東京)オリンピックに出場して、素晴らしい結果を残したいと思っています」コメント。これが同チャンネルのTwitterで紹介された。
【画像】シフィオンテクとシフリン選手のTwitterのやりとり
シフィオンテクが語る“ミカ”とは、アルペンスキーのミカエラ・シフリン選手のこと。2014年ソチ五輪(スラローム)、2018年平昌五輪(ジャイアントスラローム)でそれぞれ金メダルを獲得している。10代での金メダルは、19歳で出場したソチ五輪での話である。
その言葉を聞いたシフリン選手は、Twitter上で、シフィオンテクに返信する。
「お褒めの言葉、ありがとうございます。それと、2020全仏オープン優勝おめでとうございます。あなたには、肉体的強さ、精神的強さの両側面がありますね。それは大きな証拠です。それ以来、あなたの落ち着いたプレーから、多くのことを私も学んでいます。メンタルゲームは、常に浮き沈みがあるものです。常に進行中のものであり、それも人生の一部であることを忘れないでください。私たちは、みんな人間なので、良い日と悪い日があります。時には、世界はあなたに良い日しかなく、すべてを勝つと期待しているように感じることもあるでしょう。一つ勝つために、どれだけのことをしているのかは理解してくれません。あなたはマシーンではないので、傷つくこともありますが、私たちは勝利よりも敗戦から多くを学びます。ある人の敗戦は他者の勝利につながります」
それに対して、シフィオンテクがびっくり! というTwitterをしている。
「これは、まったく予想外…?。あなたの経験を共有していただき、ありがとうございます。あなたがこの場所にいたということが、とても意味深いことです。今年の大会(2021年アルペンスキー世界選手権) は、オーストラリアにいたので見られませんでしたが、あなたの滑走とすべてのニュースはチェックしています。あなたをロックしていますよ?」
大きな期待を背負って出場した全豪オープンでは、4回戦でシモーナ・ハレプ(ルーマニア)で敗戦。試合後の会見では「かなりがっかりしています。1セット目は、全仏の時みたいに完璧なテニスができていたのに。第2セット、エネルギーがなくってしまって、第3セットで挽回しようと思ったけど、ダメだった。だけど、これもテニスの一部です(笑)」と落ち着いて話をしている。まだ19歳(5月31日が誕生日)にして、成熟した大人のような振る舞いをしているシフィオンテク。ロールモデルからの言葉を受けて、今後のさらなる活躍が楽しみである。
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