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2021.03.07

テクニック

肘外側の痛み、テニス肘(上腕骨外側上顆炎)の傾向と対策(後編)[リバイバル記事]

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予防・回復には
セルフケアが大事


テニス肘を予防・回復させるためには、フォームの修正、セルフケアが何より大事です。
まずフォームに関しては、スマホなどでプレーを撮影して確認したり、コーチに相談してみてください。セルフケアについては、「ストレッチ」と「アイシング」があります。

テニス肘に対しては、前腕の伸筋群、屈筋群のストレッチを行うことが通常です。
腕のストレッチの際、一緒にやりたいのが指のストレッチです。第1関節、第2関節、第3関節を気持ちいいと感じる程度で反らしてみましょう。テニスのみならず、指は握る方向に曲げるばかりで、意外と凝っているので気持ちいいですよ! 理想は毎日行うこと。

また、プレー後にヒジのアイシングを行うのも、炎症を抑えるために効果的です。プレーの時間や量が増えていけば、体の各部位の負担が増えます。そういう際は、なおさらアイシングをすべきでしょう。



<伸筋群のストレッチ>[目安:1回30秒~60秒 ※両腕をやりましょう]


(1)手のひらを下に向けて、腕を前方に伸ばす



(2)片方の手で手のひらをつかみ、手首を屈曲(手のひら側に曲げる)させる



(3)小指側にひねってストレッチ(気持ちいいくらいでOK)



<屈筋群のストレッチ>[目安:1回30秒~60秒 ※両腕をやりましょう]


(1)手のひらを上に向けて、腕を前方に伸ばし、片方の手で手の平をつかみ、手首を伸展(手の甲側に曲げる)させる



(2)小指側にひねってストレッチ(気持ちいいくらいでOK)


もし痛みが出てしまったら
医療機関に行くこと


痛みが出てしまったら、まずは病院(整形外科)や接骨院・整骨院など医療機関に行くことです。自分で判断する基準は“全力でプレーできるかどうか?”。多少の痛みでプレーできるなら、セルフケアを行うことで改善する可能性は大いにあります。

しかし“痛くて全力プレーは無理…”という状況なら、少しでも早く医療機関に行くべきです。昨今は、ネットでいろいろと調べて…という人もいますが、早く治療すれば、完治のスピードも早くなります。自分で、判断できないという場合も、医療機関に行ってみましょう。

また、痛むがプレーできる場合はサポーターを着けるのも一つの手です。ただし、痛くないのにサポーターを着けるのは筋肉によくないのでオススメできません。


痛みが出てしまったら、病院(整形外科)や接骨院・整骨院など医療機関へ

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