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2021.03.21

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練習する環境がたくさんある香港。テニス留学の候補の一つに! 香港のテニス事情【後編】

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練習環境が充実している香港。英語学習と合わせてテニス留学先の候補の一つになりそうだ

通常であれば、日本から4時間程度で訪れることができる香港。実はテニスが非常に盛んで、WTAの大会も行われています。香港という小さい地域のなかで、どのようにテニスの文化が育まれているのか。前編に続き、後編をお届けします。

香港で行われるテニス大会の多くは
日清食品グループがスポンサーをしている

ジュニアの大会からITFまで、香港で行われる大会の多くは日清食品グループの一つである日清食品(香港)有限公司がスポンサーをしています。そのため大会初日には、参加した人全員に日清の製品がギフトとして配られます。また、優勝者と準優勝者には、カップヌードルが箱単位で用意されており、手厚いサポートを提供しています。


日清食品グループは多くの大会でスポンサードしている

香港では、外食が非常に盛んです。そのため「今日は料理をするのが面倒だな」という日は気軽に外に出て、チャーチャン店と呼ばれる地元のレストランに行ったり、屋台で麺類や串刺しになったフィッシュボールを食べたりします。

このように外食が盛んな香港においても、「合味道」(中国圏におけるカップヌードルの名称)は、気軽に食べられる軽食の選択肢として浸透しています。

WTA大会では香港の
テニスキッズがボールボーイに

昨年は、新型コロナウイルスの影響でキャンセルになってしまったものの、香港ではWTAの大会が毎年開催されています。かつてはATPのツアーも開催されており、2004年にはロジャー・フェデラー(スイス/世界ランク6位)も参加していました。

現在、開催されている香港オープンはWTAの大会であり、’18年には世界ランキングキャリアハイ21位のダヤナ・ヤストレムスカ(ウクライナ/世界ランク31位)が優勝しました。この大会中、香港のテニスキッズを集めてヤストレムスカと練習するという機会がありました。子どもたちにとってはプロ選手と実際にボールを打つ、貴重な経験となったようです。

クラブ対抗や地域ごとの大会、
全香港のプレーヤーが集まる大会までさまざま

香港では、クラブハウスというシステムが非常に盛んです。クラブハウスは、メンバーシップを購入することで、クラブハウスの施設を利用したり、そのクラブを代表してテニスなどの試合に出場したりすることができます。施設にはレストランをはじめゴルフコースやスイミングプールがある場合も多く、週末になると家族とともに一日中クラブハウスで過ごすという人も珍しくありません。

またテニススクールを擁するクラブハウスでは、クラブハウス主催のテニストーナメントを開催するなど、香港内でテニスの試合に参加する機会を提供しています。

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Photo by Yuzuka Yamane