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2021.03.23

選手情報

ナダルのバルセロナOP出場決定が発表。大会ディレクターのフェレール氏「成し遂げてきたことは驚くべきもの」

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ナダルが、勝率93%超の大会で12度目の制覇目指す

3月22日、「バルセロナ・オープン・バンコ・サバデル」(4月19日~25日/スペイン・バルセロナ/ATP500)は、世界ランキング3位で同大会11度の優勝を果たしているラファエル・ナダル(スペイン)の出場が決まったことを発表した。

【動画】”クレーキング”ナダルのショット&ラリー集

ナダルの同大会の出場は、今大会で16回目。2003年大会に16歳でデビューをしてから61勝4敗、通算11度の優勝という驚異的な数字を残している。昨年は、新型コロナウイルスの感染拡大により、大会が中止。2018年以来、前人未到の大会12度目の制覇に期待がかかる。

同大会の大会ディレクターを務める元世界3位のダビド・フェレール氏は「ラファ(ナダル)のバルセロナでの存在は、大会にとって非常に重要であり、昨年の中止を受けて、さらに彼の存在は大きくなる」と、かつてのライバルの出場を楽しみにした。

また、「ナダルがキャリアを通じて成し遂げてきたことは、驚くべきものでユニークだ。ファンの皆さんに、このような選手を二度と見られないと説明しなければならない。ラファはこのスポーツの伝説であり、我々は彼を楽しまなければならない」と、最大の賛辞を送った。

2019年大会では、世界ランキング4位のドミニク・ティエム(オーストリア)が、ナダルを準決勝で破り、決勝に進出。同2位のダニール・メドベデフ(ロシア)を6-4、6-0で下し、大会初優勝を飾った。そのティエムだが、今年は9年ぶりのATPツアーとなる「セルビア・オープン」(セルビア・ベオグラード/ATP250)に出場予定。“クレーキング”と呼ばれるナダルの存在感は、今大会より一層高まるだろう。

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma