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2021.03.30

選手情報

<一問一答>錦織圭が世界5位のチチパスにフルセットで敗戦。マイアミOP16強ならず「いいプレーが続かなかった」

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Q.通用したこと、通用しなかったことがあると思うが、トップ5とやって今の手応えはどのような感覚ですか?

「良いところと悪いところがフィフティーフィフティーぐらいあったので、良いとも悪いとも言えないというか、いいプレーが出ていた場面はありましたけど、それが続かなかったのはそうなので、まだまだ足りないところがある。セカンドセットで無理してではないですけど、自分の中でいっぱいいっぱいで取ったセットだったので、それが第3セットに響いたのかなと。精神的に彼と打ち合い続けるということができなかったですね。体力的にも後半はきつくて早く終わらせようとしてしまった。でも、ラリー戦でかなり振り切ってプレーできていた。特にトップ5とやるからなるべく思い切りやろうと思って今日は(試合に)入ったので、それが吹っ切れてプレーできて良かった面と、ちょっと焦ってしまって彼のディフェンスを崩せなかったのは悪い点」

Q.今後こういう戦いをやっていけばある程度慣れて、こなせていけるようになるものですか?

「ポジティブな面で言えば、ここまで振り切ってプレーしたのは久しぶりだった。下の選手ではないですけど、勝てる相手とやってきたので、守りというか勝つテニスに徹していましたけど、今日は本来やりたいプレー、自分の目指すべきプレーができたという面では次につながる試合だったかなと思います。特に第2セットの自分がコントロールして、左右に振ってというパターンは多くあったので、それを試してできたという面では良かったかなと思います」

Q.チチパスのサーブが良かった。トップに行けばサーブ力が上がっていくが、どのように考えていましたか?

「サーブは良かったですね。簡単にキープされる場面が多かった。読めなかったり、ライン上に入ってきたりというのが多かったような気がします。その分、自分のサーブが良ければいいんですけど、40-0から手こずったり、デュースになることが多かったので、そういう蓄積がだんだん自分の体力(を奪って)、プレッシャーになってきていたのかなと思います」

Q.フリーポイントがないと、自分のリズムが作れなくなってくる?

「そうですね、気持ち的に押され始める感覚に陥ってきますね。特に第1セットの2ゲーム目にファーストサーブがまったく入ってなくて、セカンドサーブで押されてからポイントが始まるみたいなのがあったので、ああいうところがもったいないというか、修正しないといけないところだったかなと思います」

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma

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