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2021.04.18

選手情報

鈴木貴男、日本男子テニス界を引っ張ってきた稀代のサーブ&ボレーヤーが引退試合で語ったこと

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今後はコーチングをメインに活動
「現在はオファーを待っている」

ここ数年は、試合の解説やイベントやクリニックなど幅広く活動してきたが、今後はコーチングをメインに活動すると決めているという。すでに杉田祐一(三菱電機)や内山靖崇(積水化学工業)のコーチを務めるなど、コーチングの経験も積んできている。

現在は選手からのオファーを待っている状態で、「オファーによっては、年間や数ヶ月などさまざまなケースがあると思う。また、男子選手をコーチングすることになるのか、女子選手なのか、あるいはジュニアの選手なのか、どのような形になるかまだわかりません。けれど、どんなオファーがきても“僕は準備ができていますよ”ということを今は伝えたいです」と、実際に5月の中旬以降は予定をまったく入れていないという。


「体が続く限りコーチングをやっていきたい」と意気込む一方、「自分がやっていて楽しいと思うことをやらないと、おそらく続けられないと思う。コーチングをメインとしながらも、テニスを楽しんでやっていきたい。ここは変えたくない」とも強調した鈴木。これまでの豊富な経験や知識から、鈴木がプレーヤーに伝えられるものはたくさんあると思うが、テクニカルな面だけでなく、”テニスの楽しさ”についてもぜひ後進に伝えていってもらいたい。

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写真=松村健人(NBP) Photos by Takehito Matsumura