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2021.04.20

選手情報

シャポバロフがクレー対策を明言「リターンの位置を下げる」

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バルセロナ大会で今季初のクレーに挑むシャポバロフ

4月20日、ATP500「バルセロナ・オープン」(スペイン・バルセロナ)で、第7シードのデニス・シャポバロフ(カナダ/世界ランク14位)は、同51位のジェレミー・シャルディ(フランス)と対戦する。その試合を見られる方は、ぜひリターンの位置に注目してみてほしい。

【動画】トップ選手がシャポバロフを一言で表現

ATP公式サイトは、シャポバロフのインタビューを掲載。その中でリターンの位置を変えてみると告白している。
「赤土のクレーコートでは、リターンの時により後ろに位置するように変えてみたんだ。より時間を稼げるし、ポイントをより重く、深くすることができる。私のクレーでのプレーに間違いなく役立つと感じている」と語ったシャポバロフ。いわくハードコートでのリターン位置と比較すると、3ステップほど下げるのだという。

さらにシャポバロフは、「クレーでは、サーブでタフなバウンドが多くなる。わずかなバウンドだとしても、近くに立っていると大きな影響がある。だけど、もし後ろに立っていたら、対応することができる。慣れるまでには、少し時間が必要だと思う。長いポイント、ラリーが増えるから、スライディングやサーフェスに慣れる必要もある。バルセロナは、クレーに対応するためにも絶対に参加したかった大会。今年最初のクレーだから、まずは慣れるために頑張りたいと思う」と説明している。

クレーのグランドスラム、全仏オープンでは、2018年大会の2回戦進出がベストリザルトというシャポバロフ。サーブ、フォアハンド、バックハンド、そしてネットプレーでも、どんなプレーでもポイントにする技術を持っているだけに、ポイントさえ掴めば躍進の可能性があるはず。まずは、今大会でのプレーが楽しみである。

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma