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2021.04.22

選手情報

錦織圭、世界22位ガリンとの激闘を制して3回戦進出!! [バルセロナ・オープン]

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写真提供:ゲッティ イメージズ

最終セット、ショットのキレで
上回った錦織が打ち続けて勝利を掴む


4月21日、ATP500「バルセロナ・オープン」、世界ランキング39位の錦織圭(日清食品)は2回戦で、第13シード、クリスチャン・ガリン(チリ/同22位)と対戦。 7-6(5)、4-6、6-1で勝利し、3回戦にコマを進めた。


【動画】世界ランク22位ガリンと対戦した錦織圭


1回戦、同50位のギド・ペラ(アルゼンチン)に対して、苦しい試合をしながらも4-6、7-6(4)、6-2で勝利。試合後には「アンフォーストエラーが多かった」「もう少しミスが減らないと上の人に勝てない」と語っていた錦織。2回戦は、一進一退の攻防が続く展開となった。

第1セット第2ゲーム、錦織は30-40といきなりブレークポイントを握られるが、バックハンドでダウン・ザ・ラインにウィナーを沈めて凌ぐと、フォアハンド・ウィナー、ネットプレーで連続ポイントを奪ってキープに成功する。続く第3ゲーム、リターンを叩いていくとブレークに成功するが、直後のゲームでブレークバックを許す。

ここから長いゲームが続く。第5ゲーム、ブレークチャンスを迎えたが、ものにできず。続いて自身のサービスゲームでブレークポイントを迎える。1本目は凌いだ錦織だったが、2本目、完全に崩した状態で放ったドロップショットがわずかに短くネットに。ブレークを許して2-4となる。

それでも、ショットの調子は悪くない錦織は、集中力を切らさずにプレーを続けると、第7ゲームでブレークバックに成功。続くゲームをキープして4オールとする。

第9ゲームでは0-40とトリプルのブレークポイントを迎えた錦織。ガリンにデュースまで持っていかれるが、相手のミスを引き出してブレークに成功。サービング・フォー・ザ・セットを迎えたが、ここでブレークバックを許す。そのまま、タイブレークに入るが、ここでも互いにミニブレークを奪う展開に。6-5とセットポイントを握ると錦織は、両手バックをクロスに打ちネットに詰め、ボレーを決めて7-5。非常にタフな第1セットを奪った。

第2セット第1ゲーム、錦織はブレークポイントを握られるが、キレのいいショットを打ち込んでいくと相手のミスを引き出してキープに成功する。すると第1セットとは真逆に、キープが続く展開となる。

2オールで迎えた錦織のサービスゲーム、30-40とピンチを迎える。ここで錦織はフォアハンドの強打をダウン・ザ・ラインに沈めて凌いだが、再びブレークポイントを握られると、バックハンドがオーバー。先にブレークを許してしまう。結果、その1ブレークダウンのまま、4-6で第2セットは落としてしまう。


そして勝負の第3セット。第1ゲームでキープすると、第2ゲーム、ストロークが冴えて先にブレークに成功する。第3ゲーム、2度のブレークポイントを握られるものの、ここを凌ぐと16ポイントを要して、このゲームをキープ。3-0とすると、第4ゲームでこのセット2度目のブレークに成功する。そのリードを守って錦織は勝利。3回戦に駒を進めた。

その3回戦は明日。第1シードで世界ランク3位のラファエル・ナダル(スペイン)と、ピスタ・ラファ・ナダルコート第3試合(日本時間23時以降)で対戦することが決まっている。

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Photo by Takeo Tanuma

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