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2021.04.30

選手情報

シフィオンテクが初戦で世界27位を圧倒! 全仏OPへ「モチベーション高くなっている」[マドリード・オープン]

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シフィオンテク、得意のクレーコートでの初戦に手応え「教えてくれた戦術を生かしたプレーできた」

「ムチュア・マドリード・オープン」(スペイン・マドリード/WTA1000)シングルス1回戦、第14シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド/世界ランク17位)が、アリソン・リスケ(アメリカ/同27位)に6-1、6-1で快勝。2回戦へコマを進めた。

【動画】シフィオンテクがわずか1時間7分のストレートで快勝! マッチポイントでも強烈なフォアハンド炸裂

昨年の全仏オープンでグランドスラム初優勝を果たし、一気にトップ選手の仲間入りを果たした19歳のシフィオンテク。今大会は、3月下旬のWTA1000マイアミ大会以来、約1ヵ月ぶりの試合となり、さらに今シーズン初のクレーコートでの戦いとなる。

久しぶりの大会となったシフィオンテクだったが、第1セット開始から一気に5ゲームを連取。あっさりとセットを奪うと、第2セットでも強烈なスピンをかけたフォアハンドで主導権を握り、2度のブレークに成功する。5-1となった第7ゲームで、この試合5度目のブレークに成功し、わずか1時間7分で試合を終わらせ、幸先のいいスタートを切った。

試合後、シフィオンテクは「とてもよかったわ。いつもクレーコートが恋しくて、シーズン中にプレーするのが2ヵ月もないから悲しいわ。だから、このサーフェスでの一瞬一瞬を大切にしたいわ。今日はコーチが教えてくれた戦術やヒントを生かしたプレーがしたいと思っていたが、それがうまくできた」と満足感のある試合だったとコメント。

全仏オープン以来のクレーコートでの戦いとなったものの、「私はスライドするのが好きなの。ハードコートでも滑るし、私にとっては簡単なことだわ。ただ、どのように動いていたのか思い出さなければいけないわ。重いトップスピンを打つのも好きだし、時間もたくさんある」とクレーコートでのプレーが得意だとした。

そんな彼女にかかるのが、全仏オープン連覇のプレッシャー。だが、シフィオンテクは「グランドスラムで優勝した後、プレッシャーを感じるのは普通のことよ。多くの選手がこの問題を抱えていると思う。でも、私は優勝する前からプレッシャーに悩まされていたわ。なぜなら、私は野心的で常に完璧にプレーしたいと思っていたから」と、プレッシャーがかかることは当然だという。その上で「調子が良くないと感じる時でも、試合で勝つ方法を学びたい。それは年齢や経験に伴うものだから、まだ時間が必要だわ」と、自分にとって難しい状況でも試合を作り上げるプレーをしていきたいと語った。

さらに、「パリの雰囲気が好きだけど、今年はプレッシャーも感じるからいつもとは違うかも。それでも、毎年ローラン・ギャロスが近づいてくると、自分のモチベーションが高くなっているような気がするの。今年もそれを感じられるかな。できれば、こんなことを考えずに、テニスに集中したいわ」と、優勝という二文字を口にはしないものの、思い出の地となったローラン・ギャロスでの戦いを楽しみにした。

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