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2021.05.15

選手情報

バーティが右腕の負傷で途中棄権。「2週間後のグランドスラムを考えると正しい」と全仏OP出場を見据える[イタリア国際]

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Photo by Getty Images

バーティが右腕を負傷。全仏OPを見据えて棄権を決断

「BNLイタリア国際」(イタリア・ローマ/WTA1000)シングルス準々決勝、第1シードのアシュリー・バーティ(オーストラリア/世界ランク1位)は、コリ・ガウフ(アメリカ/同35位)に6-4、2-1としたところで、右腕のケガのため棄権した。

【動画】バーティのまさかの棄権にぼう然とするガウフ

第1セット、互いに1度ずつブレークし迎えた第10ゲームで、5度のセットポイントを生かしたバーティが6-4でセットを奪う。だが、第2セット第3ゲーム終了後のチェンジエンドでベンチに戻ったバーティが、フィジオ(理学療法士)を呼ぶと、棄権を申し入れ、ガウフに歩み寄り握手を求めた。

2018年のWTA250ストラスブール大会以来、約3年ぶりの途中棄権での敗退となったバーティは、「プレー中に悪化したわ。(プレーを)やめるという決断をするのは難しいこと。決していいものではないわ。試合を終えることができないのは、私にとって最も嫌いなことなの」と悔しさをあらわに。だが、「2週間後にグランドスラムがあることを考えれば、正しいことをするのが大切。今日の判断が正しかったと思って、前に進むだけ」と、5月30日に開幕する全仏オープンでの戦いを見据え、棄権することを決断したという。

バーティのまさかの棄権に、コート上でぼう然としていたガウフは、「何が起こっているのかわからなかった」と驚きを隠せなかったとし、「世界No.1のプレーヤーと対戦するチャンスがあるときに、このような形で勝つのはいい気分ではない」とコメント。それでもツアー大会で4度目のベスト4進出を果たし、「(今大会の)最初の3試合は満足している。準決勝に進むことができうれしい」と語った。

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