第3セット終盤「彼がうまくプレーしてきたのに
私は対応できなかった」とフェデラー5月18日、「ゴーネット・ジュネーブ・オープン」(スイス・ジュネーブ/ATP250)シングルス2回戦、第1シードのロジャー・フェデラー(スイス/ATPランク8位)は、パブロ・アンドゥハル(スペイン/同75位)と対戦。4-6、6-4、4-6で敗れた。第3セット、先にブレークを奪って4-3としたところから、敗れてしまったというのは、フェデラー本人にとってもショックな部分があったようだ。【動画】フェデラーvs.アンドゥハル マッチハイライト試合後の記者会見で、フェデラーは「コートに戻ってこられたことは良かったけれど、このような敗戦となり、気持ちが沈んでいる。気分がいいことは決してない。この大会でのプレーを楽しみにしていたしね。この記者会見は、私が負けてどんな気分かを説明しなければならないもの。ただ、どのように何が起こったかを説明は難しい。それでも、観客を楽しませられた時間でもあったと思うし、ここまでの長い道のりを感じていた時間でもあった」「テニスコートに戻ってくることは、やはり価値があること。そして、プレーはもっと良くなると予想している。ここでの練習でも、もっと上手くプレーできていたと感じている。しかし、試合は別物。私の仕事は途切れてしまった」と語っている。さらに第3セット終盤について、「4-2になった時は『よかった。試合をひっくり返せた』と感じていた。気分がよくなって、そのあとダウンして、10分後には終わっていた。テニスとは時々このような冷酷な部分があることはわかっている。試合の結果は仕方ないこととも思う。私のプレーが十分ではなかったんだ」「4-3でチェンジオーバーしたのに、そこで多くの術を逃してしまった。最後はタフな瞬間となったが、プレーが伴わなかった。チャンスがあったのに。彼がうまくプレーしてきたのに、私は対応できなかった」と最後に悔いが残るプレーをしてしまったと語っている。4月18日、フェデラーは自身のツイッターに「やあみんな、ジュネーブとパリ(全仏オープン)でプレーすることを報告するよ。それまでトレーニングの時間だ。スイスでプレーできることが待ちきれないよ」と綴っていた。その言葉どおりなら、5月30日からの全仏オープンに出場することになる。今後のことについて、フェデラーは「ローランギャロスは、ゴールではない。ゴールは芝(のシーズン、ウィンブルドン)だし、そこまでには時間がある。ただ、この大会ではこれ以上試合がないとことは残念だ。試合の状況を考えると、もっとここでラウンドを重ねられたと思うし、この雰囲気の中でもっと試合をしたかった。私のプレーを見て幸せになってくれる人がいてくれたのに」「ジュネーブは少し高地(400m弱)にあるので、プレーが少し制限された部分はある。もっとプレーができたら良かったが、受け入れて先に進むしかない」と語っている。「全仏がゴールではない」、それは、ここをピークとしていないという意味のようだ。敗れはしたものの、3月の復帰時よりもショットは確実に良くなっている。誰にとっても復帰というのは難しいもの。フェデラーの次戦を楽しみに待ちたい。
無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。
無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。
いますぐ登録
会員の方はこちら