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2021.05.23

テクニック

フェデラーのサーブはこうやって打つ!〈体の使い方やインパクト編〉 鈴木貴男プロによるテクニック解説(5) [リバイバル記事]

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〈Point 7〉
サーブの可能性を広げる、“くの字”インパクト

インパクトでの形に注目してください。「腕とラケットが『くの字』の位置関係」になっています。サーブは、縦のストリングを使って打つもの。これができるからこそ、スライス、スピン、その組み合わせとさまざまなサーブを打つことが可能です。そのために、この“くの字”が大切なのです。

フェデラーの”くの字”インパクト!
(正面から見た形)


(後ろから見た形)




サーブでは、打点の高さを気にする人が多いため、厚いグリップとなり、腕とラケットが直線に近い位置関係になっている人がけっこういます。これではボールを押すことはできても、スピン量を上げることは不可能。必ず薄いグリップで“くの字”をつくり、しっかり縦のストリングを使いましょう。

GOOD◎




ラケットの縦糸を使ってボールにスピンを加えること。それが「サーブでの当たり前」なのです

BAD×
高い打点で打とうとしてラケットと腕がまっすぐに…

ネットを越さなければ…という思いからか、腕とラケットをまっすぐにして、とにかく高い位置で打とうとしている人は意外と多いものです(基本グリップは厚い)。この形になると、前にしか押すことはできません。必ず“くの字”の形でボールを捕らえましょう



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解説写真=山岡邦彦(NBP)、フェデラー写真=石塚康隆(NBP)、田沼武男