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2021.05.22

選手情報

ムゼッティ、ベデネに勝利! 準決勝はチチパスとの片手バックハンド対決に[オープン・パルクARA]

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第2セットは2-5から巻き返して勝利したムゼッティ

「オープン・パルクARA」(フランス・リヨン/ATP250)シングルス準々決勝、今大会注目の19歳ロレンツォ・ムゼッティ(イタリア/世界ランク88位)は、アルヤズ・ベデネ(スロベニア/同55位)と対戦。6-3、7-6(2)で勝利し、準決勝進出を果たした。

【動画】ムゼッティ対ベデネマッチハイライト


第1セット序盤は、両者とも隙はなし。試合が動いたのは、第6ゲームで、ムゼッティは片手バックハンドのランニング・ショットでパスを決めるなどでブレークに成功する。その1ブレークアップを守って第1セットを6-3で奪取する。
しかし、ベデネは与しやすい相手ではない。ムゼッティは第2セット第2ゲームでブレークを許すと、2-5とされてしまう。しかし、3-5で迎えたベデネのサービスゲーム、30-40とブレークバックのチャンスを得ると、ラリーで粘って片手バックハンドで、ダウン・ザ・ライン一閃! ブレークバックに成功する。

さらに第9ゲームでもブレークし、6-5でサービング・フォー・ザ・マッチを迎えたムゼッティ。30オールでネットに詰めると、「本当にひどいボレーをしてしまった」(ムゼッティ)。うまくボールの勢いを殺すことができず、逆にパッシングショットで抜かれてしまい、ブレークポイントを握られるとここでまさかのアンダーサーブ。ベデネにリターンエースを決められて、土壇場でブレークをされてしまった。「時々、集中力が途切れてしまう…」と振り返ったムゼッティ。それでも、タイブレークで4本のミニブレークを奪って7-2。勝利を果たした。

「最後はかなりよかった! 2-5から集中力維持して、挽回できたので誇りに思う。
どのポイントでもベストを尽くしたよ」と振り返ったムゼッティ。


ムゼッティのアンダーサーブ


準決勝では、第2シードのステファノス・チチパス(ギリシャ/同5位)と対戦。現地14時(日本時間21)以降予定で行われる。
対戦成績はチチパスの1勝0敗。その1戦は、3月のATP500アカプルコ大会準決勝で、ムゼッティは1-6、3-6のスコアで敗れている。
言うまでもなく片手バックハンド同士の戦い。楽しみな対戦となる。

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