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2021.05.27

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37歳のベルダスコが今季初勝利から2連勝でベスト8「新たにスタートするためのいい機会」[セルビア・オープン]

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ベルダスコ、昨年の右ヒザ手術で開幕出遅れるも「勝てる姿勢を見せられた」

「セルビア・オープン」(セルビア・ベオグラード/ATP250)シングルス2回戦、フェルナンド・ベルダスコ(スペイン/世界ランク107位)が、第4シードのアドリアン・マナリノ(フランス/同36位)を7-6(4)、6-0で下し、ベスト8入りを果たした。

【動画】息子とともに試合会場で遊ぶベルダスコ

昨年11月、1年以上にわたり悩まされていた右ヒザの手術を受けることを決断し、今シーズンのスタートが遅れたベルダスコ。今大会前までに4大会に出場し勝利はなかった。だが、今大会の初戦でルカ・プイユ(フランス/同84位)をストレートで下し、シーズン初勝利。さらに、この日の試合では、第1セットを接戦の末に7-5で奪うと、第2セットでは0-1から2度のブレークで一気に5ゲームを連取し、ストレート勝ちを収め、昨年1月のATP250ドーハ大会以来となるベスト8入りを果たした。

試合後、ベルダスコは「去年、手術をした右ヒザにうちては、この10日間は痛みもなく、ジムでのトレーニングもできている。試合にも出れて、勝つことができるという姿勢も見せることができた。痛みを感じずに勝利できたのは、僕のキャリアをリセットし新たにスタートするためのいい機会だ」と苦しい期間を乗り越え、37歳にして新たな一歩を踏み出すことができたと語った。

準々決勝では、アレックス・モルカン(スロバキア/同255位)との初対戦が待っているベルダスコだが、経験豊富な彼にとってはよくあること。「この状況は何度も経験しているよ。自分のテニスをすればいいんだ。長い間ツアーに参加していて、いろいろな相手と戦ってきた。ヒザが痛まないうちに今を楽しむよ」と必要以上に深く考え込まず、無心で戦うとした。

昨年12月には2人目の子供も生まれ、「家族と一緒に旅をすることが重要。彼らがいなければ僕の年齢だとすべてが難しくなる」と語ったベルダスコ。2児の父として、彼らを心の支えにまだまだ戦う。

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