close

2021.06.01

メーカーズボイス

プリンスが作ったテニスの感染症対策「抗ウイルス・抗菌・防カビ」ギア登場!!

  • 著者をフォローする
  • 記事を保存

SHARE

  • 著者をフォローする
  • 記事を保存

ウイルス対策を構ずることで
感染症を遠ざけることができる

「この1年以上、風邪を引いていない」
最近、そんな話を聞いた。ここ1年以上という期間で、マスクやうがい、手洗いといった感染症対策がなされている。基本的には新型コロナウイルスを意識してのものだが、結果としてウイルス、細菌、真菌(カビ)といった病原体を遠ざけることになっている。



対策を講じることで病原体を遠ざけることができる


いきなり話がそれるが、ウイルス、細菌、真菌は基本的に悪いものと思われがちだが、人にとって有益な働きをするものもある。例えば、最近話題の“腸活”ではビフィズス菌や乳酸菌など善玉菌を増やす目的で行われるし、真菌には麹や酵母といった食べ物をおいしくするものもある。

驚くべきはウイルスで、なんと胎児を守っているのだとか。ご存じのとおり、細胞には細胞膜がある。父親の遺伝形質は異質な存在となるため、母親の免疫系は攻撃をしようとする。ところが、ヒト内在性レトロウイルスにあるシンシチンというタンパク質により作られた細胞膜は、その攻撃を遮断(リンパ球を取り入れない)。そのうえで発育に必要な酸素や栄養分は取り入れるという働きがあるのだという。

ちなみにそれらの微生物(ウイルス、細菌、真菌)は、宇宙からやって来たという説がある。まるで月刊『ムー』のような話だと思うかもしれないが、昨年にはJAXA(宇宙航空研究開発機構)と東京薬科大学をはじめとする26機関が参加した「たんぽぽ計画」によって、微生物は太陽紫外線が当たる状態では数年間、当たらない状態で数十年生存できることが明らかになったので、それほど眉唾でもなさそうだ。


汗をかいたあとの匂い
それは常在菌の働きによるもの

さて、話は宇宙にまで広がってしまったが、今回は病原体となる微生物にまつわる話である。身近ということでは、梅雨となり、そのあとに夏がやってくる。そういった中で、汗に悩む人もいるだろう。ここ数年は気温40度という可能性も出てきていて、さらに日本は湿度が高いから本当に苦しい季節である。

なぜ汗が出るかというと、体温の上昇を抑えようとするから。汗を分泌し、蒸発する際の気化熱によって体温を下げるというわけだ。そういった中で、一つ問題なのが「足」である。足の裏には汗腺が集中してあり、その量は背中の5~10倍ほどであると言われていて、普通に生活していても1日でコップ1杯分の汗をかくのだという。スポーツの間、より多くの汗を分泌することになるが、足はソックスとシューズに覆われているから、汗が蒸発しづらく、いわゆる“蒸れた状態”になる。





高温多湿の状態は、細菌にとって好環境(ちなみに通常のウイルスとは異なり、新型コロナウイルスの感染力は夏場でも変わらないと言われている)。そこで常在菌の働きが活発となり、汗、皮脂、古い角質を分解していくことで臭いの原因物質が生まれる。その物質には、納豆にも含まれている「イソ吉草酸」も入っているので、推して知るべし、なかなかの匂いとなるわけだ。

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録

タグ