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2021.05.28

選手情報

奈良くるみ、2時間9分の熱闘もフルセット負けで本戦入りを逃す [全仏オープン]

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第3セット先にブレークされて
リズムが狂ってしまった奈良

5月28日、全仏オープン男女シングルス予選5日目。予選決勝に挑んだ奈良くるみ(安藤証券/同155位)だったが、ステファニー・フェーゲレ(スイス/同131位)に3-6、6-3、2-6で敗れ、7年連続8度目となる全仏オープン本戦入りは叶わなかった。

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予選1回戦でジュリア・ガット・モンティコネ(イタリア/同169位)6-4、6-2でストレート勝ちを収めた奈良は、1日空いて昨日、2回戦でビクトリア・トモワ(ブルガリア/同108位)と対戦。6-3、0-6、6-4で勝利して予選決勝に駒を進めていた。

ステファニー・フェーゲレ(スイス/同131位)との予選決勝はタフな戦いとなる。
第1セット第1ゲーム、16ポイントとロングゲームになると、いきなりブレークを許してしまった奈良。しかし、続くリターンゲームで粘っていくと、14ポイントをかけてブレークバックに成功する。しかし、第7ゲーム、第9ゲームでブレークされ、第1セットは3-6で落とす。崩しながらもわずかにネット、わずかにサイドアウトというシーンが目立ったセットとなった。

ここで、奈良はメディカルを呼ぶ。テーピングが貼られた右背面を見せると、もらった薬を飲んで第2セットがスタート。
奈良のプレーに変化は見られず。互いに2ブレークずつ奪うと第7ゲームで奈良は30-40とブレークチャンスを迎える。ここで、フェーゲレがダブルフォールト。1ブレークアップに成功すると、第9ゲームでもブレークに成功。6-3でセットを奪い返す。 

勝負の第3セットだったが、第1ゲーム、第3ゲームでブレークを許す。このままかと思われたが、第6ゲームでブレークバックに成功。反撃開始と行きたかったが、第7ゲームで再びブレークを許して万事休す。続くゲームをキープされて2-6。7年連続8度目となる全仏オープン本戦入りは叶わなかった。

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Photo by Takeo Tanuma