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2021.05.29

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ティエム「とにかく1回戦に集中することが大事」と発言。初戦はアンドゥハルと対戦[全仏オープン]

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ビッグ3がトップハーフに集中したことについては
「自分にとってはさほど気にすることではない」


第4シードで全仏オープンを迎えるドミニク・ティエム(オーストラリア/世界ランク4位)が、前日会見に臨み“1回戦に集中することが大事”と語った。

【動画】ヤニック・シナーと練習したティエム


第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア/同1位)、前年優勝を含めて全仏で13度優勝している第3シードのラファエル・ナダル(スペイン/同3位)、そして第8シードのロジャー・フェデラー(スイス/同8位)のビッグ3は、トップハーフ(組み合わせの上半分)に集中している。

2016年大会、2017年大会でベスト4、2018年大会、2019年大会で準優勝、昨年はベスト8と結果を残しているティエムにとっては、戦いやすいドローとも取れるが、「そうでもないよ。2、3年前だったら、うれしかったかもしれない。先週までプレーしてきて思うのは、できることは1回戦に集中することだけだ。同じ山に誰がいるのかといったことに注意を向けるべきではない。もちろん、ビッグ3がトップハーフに集まっていることは知っているし、ロジャーとノバクは同じクォーターにいる。でも、さほど自分にとってはさほど気にすることではない。とにかく1回戦に集中することが大事」と答えている。

また大坂なおみ(日清食品)が示したメンタルタフネスのためについて意見を求められると、「私たちがプレーしているのは、非常にタフなスポーツなんだ。1年に11ヶ月、F-1レースと一緒で、あらゆるスポーツでも最長のものだろう。だからこそ精神的には非常にタフである。体の問題を抱えていることがあるように、メンタルの問題を抱えることもある。癒すためには時間が必要なんだ。マドリードの前に私が休んだのも、そういう理由だ」とコメントしている。

ティエムの1回戦の相手は、パブロ・アンドゥハル(スペイン/同68位)。以降3回戦で第27シードのファビオ・フォニーニ(イタリア/同29位)と、4回戦でキャスパー・ルード(ノルウェー/同16位)と、準々決勝ではUSオープン決勝で対戦した第6シードアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ/同6位)や錦織圭(日清食品/同49位)と対戦する可能性がある。

前週に行われたATP250リヨン大会では、初戦となる2回戦でキャメロン・ノリー(イギリス/同45位)に3-6、2-6で敗れている。どんな選手でも初戦は難しいもの。ティエムの初戦はどんな試合になるか。注目である。

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Photo by Takeo Tanuma