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2021.06.04

選手情報

ジョコビッチがクレー巧者のクエバスを下し16年連続3回戦進出「一戦一戦大切にしていきたい」[全仏オープン]

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ジョコビッチがストレートでクエバスを倒し、3回戦進出

全仏オープン5日目、男子シングルス2回戦で第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア/世界ランク1位)が、パブロ・クエバス(ウルグアイ/同92位)を6-3、6-2、6-4のストレートで下し、16年連続で3回戦進出を決めた。

【動画】ジョコビッチが16年連続で3回戦進出! クレー巧者のクエバスにストレート勝利 マッチハイライト

前哨戦として母国セルビアで開催されたATP250ベオグラード大会で今シーズン2勝目を飾ったジョコビッチは、今大会でも調子をキープ。初戦でテニス・サングレン(アメリカ/同66位)をストレートで下し2回戦にコマを進めていた。

この日のジョコビッチは、クレー巧者のクエバスに苦しめられながらもサービスゲームを落としたのは、わずか1ゲーム。各セットのアンフォーストエラーを一桁に抑えた。2セットを連取した第3セットには、クエバスに計4度のブレークポイントを握られるも、第1ゲームで奪ったリードを守り切り、16年連続となる3回戦進出を決めた。

試合後、ジョコビッチは「いいプレーができているし、気分もいいよ。この大会で勝ち進む準備はできている。そうなることを願っているが、一戦一戦を大切にしていきたい」とコメント。続けて、「今日のパフォーマンスには満足している。相手はクレーコートのスペシャリストで、スピンの効いたボールを打ってくる優れた選手だった。暖かくなったコンディションで、このボールを扱うのはとても難しい。日中は本当に高く跳ねるからね。良いサーブがあれば助けになる。第3セットで彼が1ブレークダウンしていた時に、適切なサーブを打つことでトラブルを回避することができたよ」と、スコア以上に難しい戦いだったとした。

また、昨年から変更された大会使用球について「ニューボールになった時はリターンよりもサーブを好むよ。でも、ウイルソンのボールは以前、ローラン・ギャロスで使っていたボールとは違う。とても弾むボールで、日中の暑い環境でプレーするとバウンドが大きくなるんだ」と、気温の変化によって弾み方が違うと言及。「だから、それに合わせてサービスキープしなければならない。そうすれば、相手に大きなプレッシャーを与えられるからね。この2試合の調子は良かったからこのまま続けられるといい」と、サービスゲームを着実にキープしていくことが重要だと語った。

3回戦でジョコビッチは、リカルダス・ベランキス(リトアニア/同93位)と対戦する。

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma