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2021.06.07

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上地結衣、デグロートに敗れて大会連覇はならず [全仏オープン]

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勝負どころでブレークを許した上地

6月6日、全仏オープン、車いすテニス女子シングルス決勝で、第2シードの上地結衣(三井住友銀行/世界ランク2位)は、第1シードのディーデ・デグロート(オランダ/同1位) と対戦。4-6、3-6で敗れ、連覇を逃した。

【動画】デグロート優勝の瞬間


第1セットは、ブレーク合戦に。第1ゲームでブレークした上地だったが、第4ゲーム、第6ゲームでブレークを許して2-4とされる。しかし、第7ゲームでブレークバックしてイーブンに戻したが、4-5で迎えたサービスゲームでブレークを許し、4-6で第1セットを落とした。
第2セット、2ブレークずつ奪い合って、3-4で迎えた上地のサービスゲームでブレークを許す。直後のサービスゲームをデグルートがキープして3-6。テンポの速いプレーを見せたうえ、ラリーに軌道の高いボールを使って上地を苦しめたデグロートが2年ぶり2度目の全仏優勝を果たした。グランドスラムの優勝は、通算10度目。

デグロートは「私たちはいつもいいゲームをしている。今日は2人ともいいプレーでした」と優勝スピーチで上地の健闘を称え、上地も「今日のあなたのプレーは素晴らしかった。毎回、あなたと対戦できてうれしいです」と応えている。過去のグランドスラム16大会中15大会を2人で優勝を分け合っているとあって、今夏のパラリンピックでの対戦も注目される。

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Photo by Takeo Tanuma

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