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2021.06.25

テクニック

フェデラー自らが語るコツも紹介! 増田健太郎プロ解説。地味にすごい!! バックハンド・スライスを磨く(3)[リバイバル記事]

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取材協力=内田駿大(チームコーチ)、撮影協力=MTSテニスアリーナ三鷹

フェデラー自らが語るスライスのコツも紹介!
今こそ本物のスライスを取得しよう

バックハンド・スライスは、ディフェンシブなショットと思われがち。確かに、そういった側面もあるが、これほど使い勝手がいいショットもなかなかない。意外と我流で打っている人も多いのでは!? 本当のバックハンド・スライスとはどんなものか、増田健太郎プロに聞いた。

※解説/増田健太郎:1993年・94年全日本選手権優勝。マスケン・テニス・サポート(株)代表取締役。日本テニス協会公認S級エリートコーチ。
※『テニスクラシック・ブレーク』2019年8月号に掲載したものを再編集した記事になります

【動画】フェデラー自らが語るスライスのコツ



〈Point〉
「捕らえる位置を変えて」ボールを変化させる!

スライスは、同じスイングのまま「ボールを捕らえる位置を変える」ことで、ボールに変化を加えることができます。まず通常のスライスなら、ボールの真後ろを捕らえること(狙う方向に対して真後ろ)。いわゆる厚い当たりになるため、回転数は少な目ですが、バウンド時の角度が小さいため、滑るボールになります。前に短いボールで、ドロップショットを打つ際は“同じスイングのまま”ボールの下側を捕らえましょう。すると相手にとっては嫌な、2バウンド目が低く短いスライスになります。

【動画↓】ボールの捕らえ方をチェック




〈自分から見たイメージ〉

通常のスライスは「ボールの真後ろ」を捕らえる
⇒滑るスライスになる

短く打つスライスは「ボールの下側」を捕らえる
⇒2バウンド目が短く
低いスライスになる

「ボールの左側」を捕らえる
⇒アングルに切れるボールが打てる
これを覚えておくと便利!


左側を捕らえるとアングルに切れるボールが打てます。これを覚えておくと便利です


〈Point〉
「キャリオカステップ」ならアプローチでも体が開かない

滑るスライスは、一般レベルではアプローチに適したショットです。ボールを捕らえながら前に進むために、必要なのが「キャリオカステップ」。ボールを打つ際、左足を背面に持っていくステップをすること。これで、スライスで避けたい体の開きを抑制できます。左足を背面に持っていくのは、スイングの開始と同じタイミングにすると、バランスがとりやすくなります。







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技術解説写真=青山義幸、プロプレー写真=石塚康隆