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2021.06.29

選手情報

ウィンブルドン2度制覇のクビトワが敗戦。スティーブンスの深いボールに屈す[ウィンブルドン]

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深いボールでクビトワを
苦しめたスティーブンス


6月28日、ウィンブルドン初日、女子シングルス1回戦で、過去2度ウィンブルドンを制している第10シードのペトラ・クビトワ(チェコ/世界ランク10位)と2017年USオープン覇者であるスローン・スティーブンス(アメリカ/同73位)が激突。スティーブンスが6-3、6-4でクビトワを下した。

【動画】スティーブンスvs.クビトワハイライトをチェック


「芝生で対左利きというのは、一番の悪夢みたいなもの。リターンではダイブするくらいの気持ちでいた」というスティーブンス、第1セット第1ゲームで、いきなりブレークを許してしまうが、直後の第2ゲームでブレークバックに成功。さらに第6ゲームでもブレークして6-3でセットを先取する。

第2セットは、より拮抗したラリーが展開される。第1ゲームでは、2つのブレークポイントを抑えてクビトワがキープすれば、スティーブンスも第6ゲームでは4度ものブレークポイントをセーブ。すると、第7ゲーム、スティーブンスがスピンの効いたボールをコート深くに集めていき、クビトワからミスを引き出してブレークに成功。1ブレークアップを守り、6-4でスティーブンスが勝利を収めた。

全仏オープン(4回戦敗退)後、足の故障で芝大会に出られなかったスティーブンスは、芝の前哨戦に出場せず今大会にぶっつけ本番で望んでいた。

だからこそ「今日はスーパー良かった。リターンも非常に攻撃的だったと思う。彼女がとても攻撃的なプレーをすることはわかっていたので、なるべくコートの後方でプレーさせようとしたの。だから1球目が大事だった。そこがとてもうまくできたと思う。最初の試合としては、素晴らしいプレーができたし、素晴らしい勝利。こういう勝ち方ができるのは私のシーズンにとって良い勝利」とスティーブンスにとって会心の勝利だったよう。

一方、敗れたクビトワは、「1回戦としては(スティーブンスが相手なのは)確かにハード。試合に勝てるチャンスも感じていたけど、私がベストでなかった。彼女のプレーはとても良かったし、今日はより良かったんじゃないかな。そう言わざるを得ないわ。彼女が芝でこんなにうまくプレーできるとは知らなかった。よく動いて、ミスもなく、私は驚いた。私はもう少しテンポがあるほうが得意だけど、プレッシャーもあってうまくいかなかった」と相手を称えた。

勝利したスティーブンスは、2回戦でラッキールーザーで出場のクリスティー・アン(アメリカ/同117位)と対戦する。

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