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2021.07.01

選手情報

内山靖崇、GS初勝利にあと一歩届かず。世界75位アルカラスにフルセットで競り負ける[ウィンブルドン]

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写真提供:ゲッティ イメージズ

試合中盤からアルカラスと互角の打ち合いを展開した内山だったが…

6月30日、ウィンブルドン2日目の男子シングルス1回戦、ラッキールーザーで本戦入りした内山靖崇(積水化学工業/同116位)は、カルロス・アルカラス(スペイン/同75位)と対戦。3-6、7-6(4)、2-6、6-3、3-6で敗れ、グランドスラム初勝利はまたもお預けとなった。

【画像】ウィンブルドン男子シングルス組み合わせ


試合は、内山のサーブからスタート。積極的にネットに出てプレッシャーをかけ、まずはキープに成功する。続く第2ゲーム、内山はリターンでいい反応を見せたが、ブレークチャンスを握るまでには至らず。まずは共にキープに成功する。

2オールで迎えた第5ゲーム、内山はブレークポイントを握られる。続くポイント、ラリーで粘ったものの、アルカラスにウィナーを決められてブレークを許してしまう。しかし、続く第6ゲーム、内山はリターンから攻撃的に攻めていくと、15-40とブレークバックのチャンスが訪れる。1本は凌がれたものの、続くポイントでアルカラスのストロークがネット。ブレークバックに成功した。

しかし、いいショットも出る内山だが、調子が安定しない。続く第7ゲームでもブレークポイントを握られると、またもブレークを許してしまう。粘りを見せたものの、第9ゲームでもブレークを許し、第1セットは3-6で落としてしまう。

なんとか巻き返しを図りたい内山、第2セットは一進一退の攻防となる。内山は第1ゲームでブレークに成功するが、直後のゲームでブレークバックを許す。さらに第5ゲームでもブレークに成功するが、またも直後にアルカラスにブレークバックされてしまう。それでも気持ちを切らさず。第7ゲームで3ブレーク目を奪取。今度こそ、と思われたが、サービング・フォー・ザ・セットの第10ゲームでブレークバックされてしまう。そのままタイブレークに突入。すると2本のミニブレークを奪った内山が7-6(4)で第2セットを奪い返す。

第3セット1オールで迎えた内山のサービスゲームは、ロングゲームに。3度ブレークポイントを凌いだ内山だったが、16ポイント目にブレークを許す。

アルカラスサーブの第6ゲーム、内山は2度、ブレークバックのチャンスを迎えるが共にショットがオーバー。あと1ポイントが奪えない。すると、内山は続く第7ゲームで2ブレーク目を許してしまい、第3セットを2-6で落とした。

第4セット、第3ゲームを終えたところで内山は、メディカル・タイムアウトを取り、左ハムストリングのマッサージを受ける。すると、直後の第4ゲームでブレークに成功。このリードを守って6-3。2セットオールとする。

第5セット第1ゲームで、いきなりブレークチャンスが来るが、ここは凌がれてしまう。直後のサービスゲーム、デュースまでもつれるがキープに成功。試合が動いたのは、第5ゲーム、アルカラスからミスを引き出してブレークする。しかし、直後にブレークバックされてイーブンとなる。第7ゲームでブレークポイントを迎えたが、あと一本が奪えず。

3-4で迎えた内山サーブの第8ゲーム、ブレークポイントを握られる。1本目、2本目ともサービスポイントで凌いだものの、3本目に放ったパッシングがサイドアウト。土壇場でブレークを許してしまう。続くアルカラスのサービング・フォー・ザ・マッチをキープされて、万事休す。勝利にあとわずか届かなかった。


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