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2021.07.01

選手情報

<一問一答>錦織圭、世界67位ポピュリンに快勝で2回戦進出! グランドスラム通算100勝も「何も感じません(笑)」[ウィンブルドン]

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Q.落ち着いてプレーしているように見えたが、どこを気を付けていましたか?

「リターンがキーだと思っていました。セカンド(サーブ)になったときに、攻めたい意識はありましたし、ただ入れるだけでもラリー戦になったらチャンスはあったと思いますけど、攻めるという気持ちをセカンドサーブの時に持って、真ん中でも深く入って、そこからポイントの組み立てがうまくできていた。相手のサーブも良かったですけど、大事なところでリターンをしっかりプレーできたのは大きかったですね」

Q.改めて錦織選手にとってオリンピックの位置づけはどのように考えていますか?

「やっぱりランキングを上げるためにはオリンピックは優先できない。今年もポイントがあるのかどうか理解していないんですけど、たぶんないので、そこがモチベーションが若干欠けるところではありますよね。賞金もポイントもないしと考えると、その労力をグランドスラムに注ぎたいというせめぎあいのところもある。でも、オリンピックはオリンピックですごい意味のあるものだし、というところで葛藤は正直なところあります。特別なものとして考えてはいます」

Q.芝はサーブの優位になると言われますが、逆にコースや回転、プレースメントを考えると、スピードがなくてもキープできるのかなと思うのですが、どのように考えていますか?

「自分のサービスゲーム的にはハードコートよりも簡単にキープできるときはありますけど、やっぱりスピードの出る背の高い選手に比べたら辛いは辛いですね。そこに労力がかかるし、自分の工夫次第でハードコートよりキープしやすいというところはもうちょっと模索というか、どれだけ簡単にキープできるかというところも大事になってくる。頑張りたいところです」

「良い点で言えば、リターンの時にハードとかクレーみたいに肩より上で打たされることがそんなにない。思い切りスピンサーブを使ってくるティエムみたいな選手がいたらあれですけど。それがないぶん、コースが読めれば返せたりするので、そこは唯一、背の低い人が優位になるところですね。球速としては速いので、目で慣れるしかないですけど、読みが当たれば返しやすい。今日のセカンドサーブのリターンを攻めるといったところも、深く入ればすぐに自分の攻撃のターンが回ってくるので、そこもリターンがうまく入ればすぐ攻撃に展開できるというところは自分の優位になると思います」

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma