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2021.07.02

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青山修子/柴原瑛菜が強敵相手に好発進! ペアで大会初勝利飾る[ウィンブルドン]

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青山修子/柴原瑛菜が先週からの好調キープし初戦突破

7月1日、ウィンブルドン4日目、女子ダブルス1回戦が行われ、第5シードの青山修子(近藤乳業)/柴原瑛菜(橋本総業HD)が、ガブリエラ・ダブロウスキー(カナダ)/キャロライン・ガルシア(フランス)を6-4、6-2のストレートで下し、2回戦進出を果たした。

【画像】日本人6選手が出場! ウィンブルドン女子ダブルス組み合わせ(ドロー)

2013年大会でベスト4入りしている青山にとって今大会は9度目の本戦だが、柴原は初出場。2019年7月から組み始めた両者にとって、初めての芝シーズンを迎えている。だが、第2シードとして出場した前哨戦の「バイキング国際イーストボーン」では、全4試合をストレート勝利。今シーズン、4勝目を挙げている。

相手のダブロウスキー/ガルシアは、2019年の「東レ パン パシフィック オープン」以来、ペアとして3大会目の出場。ダブロウスキーは2019年のウィンブルドンで準優勝(パートナーはシュー・イーファン)、ガルシアは2016年に全仏オープンで優勝(パートナーはクリスティーナ・ムラデノビッチ)と、それぞれがダブルスで結果を残している強敵だ。

試合序盤、ウィンブルドン初戦ということもあってか、動きに硬さが見られた青山/柴原。相手の速い攻撃や自らのミスも重なり、第2ゲームでサービスゲームを落としてしまう。だが、直後のゲームでブレークに成功し、徐々に落ち着きを取り戻すと、第7ゲームでブレークチャンスをものにしてリードを奪った。このリードを保った青山/柴原が6-4で第1セットを先取する。

第2セット、第2ゲームで15-40のピンチをしのいだ青山/柴原。相手のダブロウスキー/ガルシアはチャンスを決めきれず、いら立ちを見せた。すると、直後の第3ゲームで、青山/柴原は相手にゲームポイントを握られながらも粘りのプレーでブレークに成功。第5ゲームでもサービスゲームを破り、一気に5ゲームを連取してリードを広げた。その後、第8ゲームをきっちりキープした青山/柴原が、ペアとして初めてウィンブルドンでの勝利を挙げた。

試合後、青山はノーシードながらダブルスで結果を残している相手との対戦でも「スポットで組んでいると思うので、コンビネーションはそんなにいいわけではないと思っていました。相手が誰でもやることは変わらないし、先週の勝ち上がった試合をいい自信にできていたので、相手の特長とかを見て対応できたらいいかなと思っていたし、それができたと思う」と冷静にプレーできたとコメント。

また、ウィンブルドン初出場で初勝利を挙げた柴原は「(前哨戦で勝ち残っていたため会場で)練習できなくて、初めてマッチコートでプレーして気持ちよかった。歴史的にすごいからコートに入って試合できたことがすごくうれしかったです」と笑顔で語った。

2回戦で青山/柴原は、テレザ・マルティンコワ/マルケタ・ボンドロウソワ(チェコ)とワイルドカードのサラ・ベス・グレイ/エミリー・ウェブレイ・スミス(イギリス)の勝者と対戦する。

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma