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2021.07.12

選手情報

ジョコビッチ史上最多タイGS20冠達成、ベレッティーニの強打に対応し3-1で優勝[ウィンブルドン]

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ジョコビッチが6度目のウィンブルドン制覇

第2セット以降はゲームを支配した
ジョコビッチが6度目のウィンブルドン制覇


7月11日、ウィンブルドン最終日、男子シングルス決勝、第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア/世界ランク1位)と第7シードのマッテオ・ベレッティーニ(イタリア/同9位)が対戦。6(4)-7、6-4、6-4、6-3でジョコビッチが、6度目のウィンブルドン制覇、ならびに史上最多タイとなるグランドスラム20冠を達成した。

【動画】ジョコビッチ優勝を決めた瞬間
【画像】ベレッティーニ/ジョコビッチのプレー写真


今大会ジョコビッチは、1回戦でジャック・ドレーパー(イギリス/同253)に1セットを奪われた以外は、ストレート勝ち。2回戦のケビン・アンダーソン(南アフリカ/同102位)、3回戦のデニス・クドラ(アメリカ/同114位)、4回戦で第17シードのクリスチャン・ガリン(チリ/同20位)、準々決勝のマートン・フクソービッチ(ハンガリー/同48位)、準決勝で第10シードのデニス・シャポバロフ(カナダ/同12位)を下している。準決勝のシャポバロフ戦では、7-6(3)、7-5、7-5で勝利。特にシャポバロフ戦では押される展開が多かったものの、まさに要所を締めて勝ち上がってきている。

対するベレッティーニは、2019年USオープン以来となる準決勝進出。1回戦でギド・ペラ(アルゼンチン/同59位)に3-1、2回戦でボティック・ファン・デ・ザンツフルプ(オランダ/同139位)、3回戦アルヤズ・ベデネ(スロベニア/同64位)、4回戦イリヤ・イバシュカ(ベラルーシ/同79位)にストレート勝ち、準々決勝で第16シードのフィリックス・オジェ・アリアシム(カナダ/同19位)を3-1で下すと、準決勝で第14シードのフベルト・フルカチュ(ポーランド/同18位)に6-3、6-0、6(3)-7、6-4。ビッグサーブとフォアハンドを大きな武器にして勝ち上がってきている。

試合はジョコビッチのサービスゲームからスタート。なんとダブルフォールト2本を犯すなどで、30-40とブレークポイントを迎える。しかし、ここを凌いだジョコビッチが、10ポイントをかけてキープに成功する。対するベレッティーニは、サービスを生かしてキープ。まずは、両者キープという立ち上がりになる。

第4ゲーム、今度はベレッティーニが30-40とピンチを迎える。ここはワイドにファーストサーブを入れて凌いだが、2本目のブレークポイントでベレッティーニのフォアがアウト。ジョコビッチが先にブレークし3-1とする。

良いサーブ、いいショットも出るが、ネット際などコートの中でのショットでミスが増えてしまったベレッティーニ。第7ゲームでまたもブレークポイントを握られるが、22ポイントをかけてキープする。

続く、ジョコビッチのサービング・フォー・ザ・セット、ベレッティーニは、ラリーで主導権を握る。ジョコビッチが見送ったボールがラインに乗るなどで、30-40とチャンスを迎える。ここでは決められなかったが、もう1本ブレークチャンスを得ると、ブレークバックに成功。これで会場のボルテージは一気に高まる。

そのままタイブレークに突入する。ミニブレークを1本ずつ奪い合うと、4-3でベレッティーニがミニブレークに成功。そのリードを保ち、ベレッティーニが7-6(4)で第1セットを先取する。このセット、ベレッティーニは、アンフォーストエラーが20(ジョコビッチは10)と増えたが、17本のウィナーを奪っている(ジョコビッチのウィナーは6)。

第2セット、ジョコビッチは第1ゲーム、第3ゲームと連続ブレークに成功。そのリードを保って、5-2で迎えたジョコビッチのサービング・フォー・ザ・セットで、またもベレッティーニがブレークに成功して3-5とする。直後の第9ゲーム、0-40とピンチを迎えるが、ここからベレッティーニが5連続ポイントでキープに成功。しかし、続くゲームでジョコビッチがキープし、6-4で第2セットを奪った。

第3セットは、ベレッティーニ、ジョコビッチがそれぞれラブゲーム・キープでスタート。すると、第3ゲームで、ジョコビッチがブレークに成功する。その後は、キープが続くと、ジョコビッチサーブの第6ゲームで、15-40とベレッティーニにチャンスが訪れる。しかし、ここから4連続ポイントでブレークバックを許さない。

その後はキープが続き、5-4でジョコビッチのサービング・フォー・ザ・セットに。第1セット、第2セットではこのタイミングでブレークをしたベレッティーニだが、3度は続かず。第3セットを6-4でジョコビッチが奪った。

あとがなくなったベレッティーニは、第4セットも大声援を受けながらキープを続け、ジョコビッチに食らいついていく。しかし、3オールで迎えた第7ゲーム、30-40とジョコビッチにブレークポイントを握られる。ここで痛恨のダブルフォールト。ジョコビッチがブレークに成功する。

3-5で迎えた第10ゲーム、ベレッティーニはキープをして臨みをつなげたかったが、ジョコビッチのプレッシャーもあってミスが出てしまい、30-40とチャンピオンシップポイントを迎える。ここを凌ぐことができず。第4セット6-3、ジョコビッチがセットカウント3-1でベレッティーニを下し、6度目のウィンブルドン制覇、ならびに史上最多タイとなるグランドスラム20冠を達成した。


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