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2021.08.07

選手情報

<一問一答>錦織圭、約2年3ヵ月ぶりのツアー4強「トップ10がいないこの大会で勝つのは大事」 [シティ・オープン]

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錦織圭、2019年1月以来のツアー決勝進出へ準決勝で世界107位と対戦

8月6日、「シティ・オープン」(アメリカ・ワシントンD.C./ATP500)大会5日目、錦織圭(日清食品/世界ランク67位)がシングルス準々決勝で、第14シードのロイド・ハリス(南アフリカ/同50位)と対戦。6-3、7-5のストレートで下し、約2年3ヵ月ぶりにベスト4入りを果たした。 

【動画】錦織圭、世界50位ハリスにストレート勝利「シティ・オープン」大会5日目ハイライト

今大会、錦織は初戦のサム・クエリー(アメリカ/同68位)、2回戦の第9シードのアレクサンダー・ブブリク(カザフスタン/同39位)といずれもストレート下して勝ち上がると、3回戦ではキャメロン・ノリー(イギリス/同29位)を逆転で下して、ベスト8入りを果たしていた。

第1セット、好調さを見せるように錦織は試合序盤から積極的に攻撃。4ゲームを一気に連取する。途中、ハリスに追い上げられたが、第9ゲームでこのセット3度目のブレークに成功し6-3でセットを奪う。このまま一気に勝利を決めたい錦織は、第2セット中盤から度々ブレークポイントを握るも、ハリスのサーブに苦戦。あと1本が奪えずにいたが、6-5の第12ゲームでブレークに成功し、ストレート勝利を収めた。

試合後、「あれだけチャンスがあったのにサーブでしのがれて嫌な展開だった」と、第2セットの競った場面を振り返った錦織。「ファイナル(セット)にいってもおかしくない試合でした」としたが、最後にワンチャンスをものにし見事勝ち切った。

これで2019年4月のATP500バルセロナ大会以来、約2年3ヵ月ぶりのツアー4強入り。「とりあえずは満足している。3試合勝って次負けるみたいなのがずっと続いていたので、トップ10がいないこの大会で勝つのは大事なこと。そういう意味ではうれしいっちゃうれしい」と語った。

次戦は、マッケンジー・マクドナルド(アメリカ/同107位)と対戦。7日のスタジアムコート第3試合(日本時間8日7時以降試合開始)に組まれた。

以下、会見での錦織の一問一答である。

Q.前回、ハリスと対戦した時は彼のサーブはスピードはないけれど、コースが読みにくかったり、バウンドが難しいと言っていましたが、今日もここというところでサーブに苦労しました。どういうふうに攻略しようとしていましたか?

「今日も読みづらかったですね。特に2セット目は大事なポイントでどっちに転ぶか全くわからなくて、賭けも外れていた。1セット目は何とか読みが当たったのもあり、返せていましたけど、2セット目から外れだした。読みづらいは読みづらいですね。彼のクイックトスというか、他の人に比べたらモーションも速いし、見分けやすいわけでもないので、本当に賭けでしたね。あんだけチャンスがあったのにサーブでしのがれてというのが、ずっと続いていたのでちょっと嫌な展開ではありましたね。いつかブレークされるかもしれないなという気がしていたところでブレークされかけたので、何とかしのぎましたけど、ファイナルにいってもおかしくない試合でした」

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