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2021.08.16

選手情報

メドベデフ、自身4度目となるATPマスターズ1000優勝! オペルカのビッグサーブ封じ「次に向けた自信が持てた」[ナショナル・バンク・オープン]

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メドベデフ、オペルカのサービスゲームを封じキャリア12勝目

8月15日、「ナショナル・バンク・オープン」(カナダ・トロント/ATPマスターズ1000)シングルス決勝が行われ、第1シードのダニール・メドベデフ(ロシア/同2位)が、ライリー・オペルカ(アメリカ/同32位)を6-4、6-3のストレートで下し、4度目のATPマスターズ1000制覇を果たした。

【動画】メドベデフがATPマスターズ4勝目! Tennis TVがコートレベルでのオペルカ戦ハイライトを公開

この日の試合、序盤こそオペルカに積極的な攻撃を許したメドベデフだが、第4ゲームで3本のブレークポイントを守り切ると、直後のゲームでブレークに成功。このままリードを保って、第1セットを先取する。第2セットとなっても流れはメドベデフに。長いラリーでオペルカのミスを誘うと、サービスゲームを2度破って、ストレートで勝利を収めた。

準決勝では、ジョン・イズナー(アメリカ/同30位)に満足なサービスゲームをさせず、完勝したメドベデフは、この日の試合でもオペルカのサービスゲームを封じた。エースをわずか8本に抑え、リターンゲームでは、44%のポイント獲得率を残して、リズムをつかませず。オペルカに「彼は完璧だった」と言わせた。

試合後、メドベデフは「最大の要因はサーブとリターンだ。サーブの調子は良くなかったけど、ブレークポイントをしのげたし、リターンはとても良かった。休むことなく彼にプレッシャーをかけることができた」と、オペルカのサーブをいかにリターンできるかが勝敗を分けたとコメント。

今大会の優勝は、メドベデフにとってキャリア通算12度目のタイトルとなり今シーズン3勝目。「とてもうれしいよ。オリンピックでの敗北はキャリアの中でも最も厳しいものの一つだった。あの大会では、本当に良い結果を出したかったからね。だが、カナダで負けて悔しい思いをするより、ここで勝ててうれしい。このレベルのプレーをシンシナティやニューヨークでも続けたいと思っている」と、今年最後のグランドスラムとなるUSオープンまでこの勢いを保ちたいと語った。

さらに「自分のプレーや戦い方、そして何試合か勝ったことで、次の大会に向けて大きな自信が持てた」としたものの、「すぐに失ってしまうものでもある」とも語り、勝ってもなおこの先を見据えて高いレベルでプレーしていきたいとした。

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