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2021.09.01

選手情報

日比野菜緒、3年ぶりのUSオープン初戦突破ならず。コロナから復帰で「プレーできたことがうれしい」

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日比野菜緒、2度目のUSオープン2回戦進出ならず

8月31日、USオープン2日目、女子シングルス1回戦が行われ、世界ランク72位の日比野菜緒(ブラス)は、同74位のフィオナ・フェロ(フランス)に1-6、4-6のストレートで敗れ、初戦敗退となった。

【画像】USオープン女子シングルスドロー(組み合わせ)

この日の試合、第1セット第2ゲームでブレークを許した日比野は、反撃の糸口を見つけたいところだったが、フェロの速い展開、強力なフォアハンドストロークを前に、チャンスを握ることができない。第6ゲームでもサービスゲームを破られ、1-6でセットを落としてしまう。

続く第2セット、何とかセットを奪い返したい日比野は、弾道の高いボールでストロークに変化を加え、チャンスを作り出そうとする。だが、フェロのポジションをベースライン後方に下げることができず、反対に高い打点でボールを叩かれてしまい第3ゲームでブレークを許してしまう。日比野は悔しさをあらわにしたものの、チェンジオーバー時に気持ちを切りかえ、直後のゲームでブレークバックに成功。イーブンに戻したものの、フェロのプレーを最後まで崩しきることができなかった。

試合後、日比野は「私と似たようなプレースタイルの選手なので、長いラリーになるかなと思っていたが、私からのミスが増えて、長いラリーにできなかった。ラリーをしてリズムをつかみたいタイプなので、それができなかったのは残念」と悔やんだ。

一方で、USオープン前哨戦の「ナショナル・バンク・オープン」(カナダ・モントリオール/WTA1000)出場前に、新型コロナウイルスに感染していた日比野。「いろいろこの4週間あったので、コートに立って、プレーできたことがうれしかった。勝ちこそできなかったけど良かったんじゃないかと思う」と語った。

今シーズン、ここまで3つのグランドスラムで2回戦進出を果たしていた日比野だが、「ポジティブに考えれば、4大会のうち3大会で1回戦を勝てた。今まで1回戦負けの多かったグランドスラムで勝てているというのは良かったと思う。けれど、まだ1回戦勝っただけで満足できないでし、できれば早くシードの選手と対戦して勝って、上に行きたいというのが本音」と、さらなる成長が必要だとした。

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