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2021.09.01

選手情報

西岡良仁、右手首痛を押してプレーも元世界8位に敗退「3、4割の力でしか打てなかった」 [USオープン]

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手首の問題もあって、本来のテニスができなかった西岡

8月31日、USオープン2日目男子シングルス1回戦、西岡良仁(ミキハウス/同69位)は、ワイルドカード(主催者推薦)で出場のジャック・ソック(アメリカ/同184位)と対戦。7-6(5)、2-6、4-6、2-6で敗れた。

【動画】西岡良仁 vs. J.ソック USオープン1回戦マッチハイライト

ATPマスターズ1000シンシナティ大会で右手首を痛めていた西岡は、“数日前までスライスでしか打てない”状況だったという。 第1セットはともにキープが続く展開。相手が、アメリカの人気選手とあって、完全アウェイという状況だったが、タイブレークにもつれると、6-5とセットポイントを迎えたところでミニブレークに成功。7-6(5)でセットを先取する。

しかし、長くなれば状態がバレて“ジリ貧になる”と考えていたという西岡の予測どおり、第2セット、互いにリターンゲームで粘っていくと、西岡が先にブレークを許してしまう。第3ゲーム、第7ゲームと2つのブレークを許して2-6。1セットオールに。第3セットは第1ゲームでいきなりブレークを許す。第5ゲームが終わったところで、西岡は痛めている右手首にテーピング処置をしてもらう。

そんな状態もあってか、得意のリターンゲームで本来のプレーができない。3-5で迎えたサービスゲーム、西岡が股抜きショットを披露。観客を盛り上げてキープに成功。4-5でリターンゲームを迎えたが、ブレークならず。4-6で第3セットを落とした。第4セットも2-6。セットカウント1-3で敗退となった。

「現状では、仕方ないかなと思っています。数日前までスライスしか打てない状態で、土曜日から少し普通に打ってみて、打てそうだねと話をして、唯一選手と打ったのが昨日。長くなれば、向こうもわかるので、そこからはジリ貧になると思っていた。高い打点が打てないし、遠いボールも打てない。ショットは3、4割の力でしか打てなかった。スピンサーブとかは返せなかった」と状況を説明した西岡。

今後は、まずは日本に帰国して手首の治療を最優先する。「まず直すことが最優先。しっかりと打てるようになるまで、多少時間はかかると思う。理想はサンディエゴ(ATP250/9月27日〜)、インディアンウェルズ(ATPマスターズ1000/10月7日〜)に戻ること」と語った。

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