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2021.09.06

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スビトリーナ8強、ハレプとのライバル対決にストレート勝利[USオープン]

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10度目の対戦はスビトリーナが勝利

混沌とする女子テニス界の中でライバルと呼べる関係は多くはない。現地9月5日、USオープン女子シングルス4回戦、第5シードのエリーナ・スビトリーナ(ウクライナ/世界ランク5位)は、第12シードのシモーナ・ハレプ(ルーマニア/世界ランク13位)と対戦。ライバル対決は、スビトリーナが6-3、6-3で勝利し、準々決勝に駒を進めた。

【動画】スビトリーナ×ハレプ4回戦ハイライト


対戦成績は、スビトリーナの5勝4敗。しかし、グランドスラムでは2度対戦し、ハレプが共に勝利している。試合は序盤からロングラリーが続く展開に。互いに1ブレークずつ奪い合うと、3オールで迎えた第7ゲーム、ハレプが2度ブレークチャンスを迎えたが、あと1本が奪えず。

「3オール15-40がカギになった。そこでキープできたことでファイトできた」と試合後に語ったスビトリーナ。徐々にアンフォーストエラーが増えていくハレプから、直後の第8ゲームでブレークを奪って、6-3で第1セットを奪った。

第2セット、今度はスビトリーナが第3ゲームで先にブレーク。直後にハレプがブレークバックする。そして3オールで迎え第7ゲームで、スビトリーナはブレークに成功。さらに第9ゲームでもブレークを果たし、6-3。ハレプを退けた。ウィナーが16本に対してアンフォースエラーが14本というスビトリーナに対して、ハレプはウィナー24本、アンフォーストエラー22本と攻撃的にプレーしたものの、ミスが増えたことが敗因となった。

「アンフォースとエラーが多すぎた。焦ってしまい、何度もオーバーしてしまった」と振り返ったハレプ。「すごくタフな試合だった。彼女(スビトリーナ)はとても良いプレーをしていたし、安定感が素晴らしかった。ミスをしてくれなかった。フットワークも良かった。素晴らしい試合をした彼女が勝利に値するわ。私はちょっと疲れていた。試合前にストレスもあった。だけど、いい大会だったわ。敗れたけど、ポジティブに捉えられる。出来にも納得だし、ケガも痛みもない。これは最も重要なこと。だけど、少し休みが必要だわ。反動もあると思う。次に対戦したら、もっといい試合をしないとね」と故障明け初のグランドスラムで手応えを掴んだと語っている。

一方、USオープンでは2度目、グランドスラムとしては8度目の準々決勝を果たしたスビトリーナは「シモーナとは、いつも素晴らしいバトルになる。勝つことができて、本当にうれしいわ。すごくタフな試合だったけど、メンタル的に強くいられてブレークを許さなかった」と喜んでいる。

準決勝では、台風の目となっている18歳のレイラ・フェルナンデス(カナダ/同73位)と対戦する。
「モンテレイ(2020年大会、6-4、7-5で勝利)で一度対戦しているわ。その時も素晴らしいテニスだったけど、彼女はもっと良くなっている。自分をさらに信じられるようになったんだと思う。ナオミ(大坂)を倒し、うまくプレーできていると思う。いずれにせよ、試合に集中し、最高のプレーをすることが何より重要よ」とスビトリーナは、相手どうこうよりも自分次第と語った。

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