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2021.09.06

選手情報

大坂なおみに続きケルバーも撃破。18歳フェルナンデスの快進撃止まらず [USオープン]

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セットダウンから逆転勝ちを果たしたフェルナンデス

現地9月5日、USオープン女子シングルス4回戦、今大会の台風の目、18歳のレイラ・フェルナンデス(カナダ/世界ランク73位)が、第16シードのアンゲリーク・ケルバー(ドイツ/同17位)と対戦。4-6、7-6(5)、6-2で逆転勝利。大坂なおみ(日清食品/同3位)に続いて、3度のグランドスラムチャンピオンを撃破した。

【動画】フェルナンデス×ケルバー4回戦ハイライトはこちら


ウィンブルドンではベスト4に入るなど好調を維持しているケルバー。第1セット第1ゲーム、いきなりフェルナンデスのサービスゲームをブレークする。しかし、フェルナンデスも直後にブレークバック。その後、互いに1つずつブレークを奪い合うと、4オールで迎えた第9ゲームでケルバーがラブゲームで3ブレーク目を奪取。6-4でセットを先取する。

「第1セットもうまくプレーしていたけど、何本かミスをしてしまった。彼女は偉大なチャンピオン。チャンスを逃さなかった。第2セットから、再び集中しなおしてプレーでき、第3セットではすべての瞬間を楽しむことができた。正直なところ、観客の応援があったから勝てたと思う」とフェルナンデスは試合後に語っている。

第2セットも、第3ゲームで先にブレークしたケルバーが流れを掴む。しかし、直後の第5ゲームをフェルナンデスがキープ。「あのキープで、自信を取り戻した。自分のゲームがすべてうまく行くと信じることができた」と語るなど、ここからリズムがよくなると、第8ゲームでブレークバックに成功。タイブレークを7-5で制してセットを取り返す。

「第3セットはすべての瞬間を楽しめた」と語るフェルナンデス。ブレークポイントを握られるシーンはあったものの、リズムよくプレーし、2ブレークを奪って6-2、逆転勝ちで準々決勝進出を決めた。

「試合後、私はとても、とても幸せな気分になった。観客たち勝利を祝うことができてうれしいです。今夜遅くに家族と一緒に祝うことができてうれしいです」と喜んだフェルナンデス。

そのプレーに対して、ケルバーは「彼女がああいうプレーを、シーズンを通してできるなら、素晴らしい未来が待っているわ。私は彼女が今後数年で本当に遠くまで行くことができると思う」と太鼓判を押している。

果たしてフェルナンデスの快進撃はどこまで続くのか。準々決勝は、第5シードのエリーナ・スビトリーナ(ウクライナ/同5位)と対戦する。

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