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2021.09.10

選手情報

東京パラ金メダルの国枝慎吾が12ゲーム連取、圧巻のプレーで準決勝進出[USオープン]

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「タフだが金メダルからエネルギーをもらえている」と語った国枝

 現地9月9日、USオープンの車いすテニスがいよいよ開幕。男子シングルス準々決勝に、東京パラリンピック同競技金メダリストの第1シード、国枝慎吾(ユニクロ/世界ランク1位)が登場。ケイシー・ラッツラフ(アメリカ/同23位)に対して6-0、6-1で完勝し、準決勝進出を決めた。

【動画】国枝慎吾勝利の瞬間

11番コート、ラッツラフのサービスからスタートした試合。キープされたところで、雨天による中断に(試合開始も雨天により2時間遅れている)。結果的に、ルイ・アームストロング・スタジアムに移して試合が再開。再開後、国枝はラッツラフを圧倒。キープすら許さず、12ゲームを連取して6-1、6-0で試合を決めた。

試合後、国枝は「先週(パラリンピック)の延長でゲームを振り返っている、9月4日に試合が終わり、9月6日にニューヨークへ到着。本日9月9日の試合に臨むことになった。タフだが金メダルからエネルギーをもらえている」と東京パラリンピックのメダルが支えになっていると告白。
さらに「(今シーズンは)オーストラリアはタイトルを逃し、グランドスラムも勝ってないので、ディフェンディング・チャンピオンとしてハードコートのUSオープンを勝ちたい」と意気込みを語った。

また改めてユニクロからの1億円の報奨金についても聞かれると、「びっくりするほど光栄なことで身が引き締まる思いです。パラリンピックの競技にも夢を与えられたと思う、そういう子たちが目指しているものになってほしい」と第一人者らしいコメントを語っている。

準決勝ではゴードン・リード(イギリス/同5位)と対戦する。対戦成績は30勝9敗、東京パラリンピックでも対戦して6-3、6-2で勝利しているが、その前のウィンブルドンではフルセットの末に敗れているだけに要注意の相手である。

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