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2021.09.30

メーカーズボイス

プリンスのポリエステル・ストリング(ガット)3種類を佐藤武文プロが打ち比べ! 第二弾「PHANTOM PRO/TOUCH(ファントム プロ/タッチ)」のインプレとは!? ストリングの選び方(後編)も紹介

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テンション維持が大幅にアップ!
10月下旬に新発売の『PHANTOM PRO/TOUCH』

この10月下旬にプリンスから発売される新しいポリエステル・ストリング(ガット)『PHANTOM PRO(ファントム プロ)』と『PHANTOM TOUCH(ファントム タッチ)』、新カラーの「オプティックグリーン」が追加となる『TOUR XX SPIN(ツアーダブルエックススピン)』。この3種類のストリング(ガット)を、GAORA解説でもお馴染み・佐藤武文プロによる試打を実施。前回(9月17日公開記事、下記URLを参照)に引き続き、第二弾の今回は『PHANTOM PRO/TOUCH』5モデルの試打インプレと、一般プレーヤーがぜひ知っておきたいストリング(ガット)の選び方についても紹介する。

【9/17公開記事】プリンスのポリエステル・ストリング(ガット)3種類を佐藤武文プロが打ち比べ! 第一弾「TOUR XX SPIN(ツアー ダブルエックス スピン)」のインプレとは!?


佐藤武文プロ〈プロフィール〉
さとう・たけふみ。東京都出身。亜細亜大学卒。関東学生でダブルス2連覇、インカレダブルス・ベスト4、全日本選手権ダブルス・ベスト16。25歳で現役引退。プロ選手のヒッティングパートナーからツアーコーチになり、森上亜希子、吉田友佳、小畑沙織、岡本聖子、高雄恵利加、田中真梨、澤柳璃子らと共に海外遠征を行う。指導した選手は20人を超える。スポーツチャンネルGAORA解説者。DAZN解説者。日本テニス協会広報部員。明治大学庭球部情報テクニカルコーチ。自身のアパレルブランド「TOKYO UNDERGROUND TENNIS CLUB」のディレクター、デザイナーを兼務。



ストリング(ガット)は“四季”で張り替えよう!
気温が10度違うと飛びが5〜6m変わる!

ポリエステル・ストリング(ガット)を使う際に押さえておきたいポイントを、前回に引き続き佐藤プロとプリンスの商品企画を担当する相馬安紀氏に聞いた。


プリンスの商品企画を担当する相馬安紀氏

ストリング(ガット)でよくやってしまうことといえば、“張りっぱなし”にしておくこと。特に一般プレーヤーの場合、ポリは切れないから前回いつ張り替えたのかわからない、という人も多いのではないだろうか。しかし、それではNG。プリンスの相馬氏は「張りっぱなしにしておくとそのストリングの性能も発揮されなくなり、場合によってはケガにつながる可能性もあります。できれば頻繁に張り替えたほうがいいですね。最低でも3ヶ月に1回は張り替えることが望ましいです」と強調。特に日本の“四季”を意識するといいと言う。「ストリングは気温に影響を受けるもので、気温が10度違うとボールの飛びは5〜6m違うと言われています。日本では夏と冬とでは気温が約20度違うので、1年間同じでは、そのストリングのよさは感じられなくなるはず。四季(春・夏・秋・冬)で張り替えるのがおすすめです」(相馬氏)

競技者らハードヒッターは太めのゲージが
一般プレーヤーは細めのゲージがおすすめ

続けて、佐藤プロがゲージの太さについて言及。「ストリング(ガット)はゲージによっても違ってきますよね。ゲージの太さはプレースタイルに関係していて、細ければ細いほど、スイングスピードが速くないプレーヤーでも打ちやすくなる。反対に、太ければ太いほど、スイングスピードが速いハードヒッターが気持ちよく打てるのではないかと思います。もちろん個人差はあると思いますが」と佐藤プロ。それを受けて相馬氏は、「そうですね。一般的に、ゲージが細いとよく弾くので飛びます。また、ストリングの目が少し粗くなるので、スイングスピードがゆっくりでもボールが引っかかります。デメリットとしては、ストリング(ガット)が少し伸びやすくなるので、耐久性が落ちること。ただ、一般プレーヤーの場合ポリが切れることはないと思いますが。また、ゲージが細いと弾くため球離れが速く、硬く感じる場合があるということです。ゲージが太くなると、より“乗る”感覚が強くなります」と解説。目安として、競技者やハードヒッターは太めのゲージを、一般プレーヤーは細めのゲージを選択するのがおすすめだ。

テンションでも性能は大きく変わる!

最後に、注意すべきポイントとして挙げたのがテンションだ。相馬氏は「ポリはどのテンションで張るかによって、その評価・印象は変わってきます。基本的に、緩く張ると柔らかい打球感で打ちやすく、硬めに張ると弾きがよくなります。ただ、テンションを決めるのは難しいですよね。ラケットの推奨テンションもあるので、自分で決めることが難しい場合は、ショップのストリンガーさんなど専門家に相談するのがいいと思います」と指摘。佐藤プロも「できれば、テンションを変えて張り比べしてみるといいですよね。おそらく多くの人はいつも同じテンションで張っていると思いますが、テンションを変えるとまた違った感覚が得られ、自分の理想のテニスに近づけると思います」と話していた。どんな特性のストリングをどのテンションで張るかによって、あなたのテニスは想像以上に変わるはず! これを機に、ぜひストリング選び&セッティングを見直してみてほしい。

新素材&新製法!
耐久性に優れたポリ・ストリング(ガット)
『PHANTOM PRO/TOUCH』


今回、新発売されるポリエステル・ストリング(ガット)「ファントム」シリーズ2モデルは、”高耐熱性高分子ポリマー”と呼ばれる熱や摩擦にものすごく強い新素材が使われ、新製法で作られているのが特徴。一般的なポリ・ストリング(ガット)は表面をコーティングされることはないそうだが、この「ファントム」シリーズには表面にシリコンのコーティングがされており、それによって長時間にわたってスナップバックが効き、テンション維持や耐久性が大幅にアップ。一般的なポリは、ガクンと一気にテンションが落ちて、ずっとそのままというものが多いが、この「ファントム」シリーズは、少し落ちたのが長持ちする、といったイメージだという。また、ストリング自体が張りやすくなっているので、自分で張る人はその張りやすさも体感してみてほしい。


『TOUR 100』にストリング(ガット)50ポンドで張り上げ

この「ファントム」シリーズは、新素材の配合や加工方法が異なる「プロ」と「タッチ」の2モデルがラインナップされており、「プロ」は力のある大学生やハードヒットしていきたい競技者や学生らにおすすめのモデル。スイングスピードが速いプレーヤーが打つと、しっかり食いつく柔らかさを感じられるという。一方の「タッチ」は、「プロ」に比べて、“ボールが乗る”感じが強いのが特徴。スイングスピードがそれほど速くなくても、ボールの乗りを感じつつ飛びやスピン性を体感できる。また、ゲージの種類について、「プロ」は16(1.30mm)と17(1.25mm)の2種類だが、「タッチ」は一般プレーヤーが扱いやすいように16(1.29mm)、17(1.24mm)、18(1.19mm)と3種類用意されており、自分のプレースタイルに合ったものを選ぶことができる。「タッチ」なら、”昔ほどパワーはないけれど、まだまだ自分の力でスイングしていきたい”といった“週1プレーヤー”にもおすすめできるモデルだ。


「プロ」同様に「タッチ」も『TOUR 100』にストリング(ガット)50ポンドで張り上げ

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