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2021.10.05

選手情報

ビクトリア州がアスリートのワクチン摂取を義務化、全豪OP開催に影響を及ぼす可能性

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ワクチン非摂取選手は入国できない可能性も

オーストラリア・ビクトリア州のダニエル・アンドリュース首相は、州内にいるプロスポーツ選手は11月末までにワクチン接種を受けなければならないと発表。これにより、来年の全豪オープンでノバク・ジョコビッチ(セルビア/世界ランク1位)をはじめとする、新型コロナウイルスのワクチンを摂取していないと思われる選手たちに影響が出る可能性があると話題になっている。

【動画】ジョコビッチ対メドベデフ全豪2021決勝ハイライト


同州では、12月にクリケットのビッグイベント「アッシュ・シリーズ」(イギリスとオーストラリアによる対抗戦)、そして来年の「全豪オープン」を控えている。今回の発表により、出場選手は影響を受ける可能性があると報道されている。

「(グランドスラムを)優勝したところで、あなたを守れるわけではない。あなたを守る唯一のタイトルは、2度のワクチン接種を受けること。オーストラリア国民であれば、摂取をせずとも帰宅できるだろうが、観光ビザやビジネスビザで来る人間が、ワクチン摂取をせずに入国できる可能性は非常に低いだろう」とアンドリュース首相は記者団に語ったという。

厳格な検疫体制で知られるオーストラリアだが、8月下旬から新規感染者が増加。9月30日には2,850人の新規感染者が出るなど、過去最も多い数字が続いている(オーストラリア全体で2回のワクチン摂取率は46%弱)。昨年の状況と同じならば、北半球の冬には、新規感染者が増加する。好転していけばいいが、次回の全豪オープン開催にあたって、大会運営側は難しい決断を強いられることになりそうだ。

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Photo by Takeo Tanuma