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2021.10.29

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ハレプが腰を痛めながらも2大会連続でベスト8入り「私の信条は最後まであきらめないこと」[トランシルバニア・オープン]

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ハレプ、3年半ぶりに母国でのプレー「もっと戦わなければ」

10月28日、「トランシルバニア・オープン」(ルーマニア・クルジュナポカ/WTA250)シングルス2回戦が行われ、第1シードのシモーナ・ハレプ(ルーマニア/世界ランク18位)は、バルバラ・グラチェワ(ロシア/同81位)と対戦。第1セット途中で腰を痛めながらも6-4、6-2のストレートで下し、ベスト8入りを果たした。

【動画】ハレプが2大会連続でベスト8!勝利の瞬間&マッチハイライト

ハレプは5月の「BNLイタリア国際」で左ふくらはぎを故障。筋断裂と診断され、全仏オープンやウィンブルドン、東京オリンピックなどのビッグトーナメントの欠場を余儀なくされた。それでも8月中旬の復帰後、試合数を重ねて、先週行われた「VTBクレムリン・カップ」(ロシア・モスクワ/WTA500)で、約6ヵ月ぶりにベスト8に進出している。

そして、今大会は2018年4月のフェドカップ以来となる母国ルーマニアでの試合に臨んでおり、初戦で同胞のエレナ・ガブリエラ・ルース(同85位)に6-1、6-2で快勝すると、この日も腰のアクシデントがありながらも勝利を収めた。

第1セット、互いに1度ずつブレークして迎えた第5ゲーム、グラチェワの強打に粘りを見せ、深いボールでつなぐと、相手のミスを誘ってブレークに成功。途中、腰を気にしながらも丁寧にコースを変えて、グラチェワの攻撃をかわすと、リードを守って6-4で第1セットを先取する。

セット間にメディカル・タイムアウトを取り、腰の治療を行ったハレプ。第2セットでは、動きの悪くなったものの、果敢に攻撃を仕掛けたグラチェワにもミスが生まれ、ブレークを許さない。反対に第3、第7ゲームと2度のブレークに成功し、ストレートでベスト8入りを決めた。

試合後、ハレプは「腰の動きが悪く、痛みがある。あまり曲げられないし動けない。でも、これまでにも何度も経験してきたことだから、試合を続けて終わらせたかった」とベストコンディションではなかったとコメント。

それでも、「私の一番の信条であり、最大の目標は最後まであきらめないこと。苦しくても、痛くてもこれ以上悪くならないとわかれば続けなければならないこともある。今日はホームでプレーしているので、もっと戦わなければならないと思っていた」とし笑顔を見せた。

準々決勝でハレプは、ワイルドカード(主催者推薦)で出場の同じルーマニアの23歳、ジャケリン・クリスチャン(同105位)と対戦する。

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