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2021.11.01

選手情報

ジョコビッチが全豪のワクチン接種問題に“公式発表が出るまで話さない”と宣言

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まずは目の前のことと語ったジョコビッチ

現地10月31日、ノバク・ジョコビッチ(セルビア/世界ランク1位)は、「ロレックス・パリ・マスターズ」(11月1日〜7日/フランス・パリ/ATPマスターズ1000)の記者会見に臨み、“全豪オープンについては、公式な発表が出るまでは話さない”と語った。

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「オーストラリアに行くかどうか、それはテニス・オーストラリア(協会)からの公式な発表を見てから決めるつもりだ。今のところ、公式発表や声明は出ていない。それが出るまでは、もうこの話はしないよ。仮定の話、もしもの話には参加したくないからね。公式な条件が発表されたら、どうするかを考えるし、ほかの選手もそうするだろう。オーストラリアは、世界の他の地域とは状況が異なることは理解している」とジョコビッチはコメント。

さらに「(今は)年間最終ランキング1位の座について考える。私と(ダニール・)メドベデフどちらかになるわけだからね。それがシーズン最後の目標だし、その後にはデビスカップでいい結果を出したいという思いもある」と目の前のことのほうが大事だと語った。

全豪オープンの開催地のメルボルンがあるビクトリア州は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、出場選手に対してワクチン接種を求めている。それに対して、ジョコビッチはセルビアの地元紙に対して「予防接種を受けたかどうか、自分の情報を明らかにするつもりはない。これはプライベートな問題であり、不適切な問い合わせだ」と発言。これに対し、オーストラリア政府の大臣やビクトリア州首相などが、ジョコビッチを牽制するコメントを出したりなど話題となっている。

ロックダウンなど徹底した策を講じ、新型コロナウイルスを抑え込んできていたオーストラリアだったが、7月から徐々に新規感染者が増加。現在は1日2,000人超の陽性者が生まれるなど、最も厳しい状況を迎えている。



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Photo by Takeo Tanuma