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2021.11.19

メーカーズボイス

プリンス(prince)テニス×ニューエラ(NEW ERA)、スペシャルコラボキャップが12月上旬発売決定

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シールは剥がさずに着用がおしゃれ!?
1954年に誕生した王道モデル「59FIFTY」は
ブラックカルチャーを巻き込んで世界的に流行

王道モデルと言われるのは「59FIFTY」という型。1954年に誕生し、改良を繰り返してきたベースボール・キャップの完成形と言われる6パネル×フラットバイザーは、野球ファンだけでなくファッションアイテムとしても人気を得ている。

ファッションアイテムとなる契機となったのが80年代以降。ニューヨークを中心に、スポーツファッションが流行し、それが世界へと発信されていくと徐々にニューエラキャップの人気が高まっていく。そういった中で興味深いのは、バイザー(つば)に貼られたシールを剥がさない着用方法だ。この理由には諸説ある。貧困地区に住む黒人の多くは、新品のニューエラをなかなか買えない。そこで、やっと購入した本物の新品であることをアピールする目的、あるいはショップから盗みや万引きをしたことをアピール(サグ[悪いやつ]であることがかっこいいという風潮がある)するためにシールを剥がさなかったと言われる。バイザーを曲げないというかぶり方も含めて、ブラックカルチャーが与えた影響は色濃く残っている。



ニューヨークを中心に、スポーツファッションが流行し、それが世界へと発信されていった


ニューエラ誕生から50年後
ニュージャージー州プリンストンに
誕生したプリンス

一方、プリンスは、ニューエラの誕生から、ちょうど半世紀後の1970年に誕生。発明家だったボブ・マッカラー氏が、家庭用掃除機のモーターを逆回転させて開発し、テニスボールマシーン「リトルプリンス」が最初の商品だった。ちなみに、社名は創業地のニュージャージー州プリンストンから来ている。

初代社長マッカラー氏と同様に、1976年にプリンス社を買収し、会長職に就いたハワード・ヘッド氏も素晴らしいい創造性を持つ人物だった。前社時代にメタルスキーを考案し、世界初のアルミ製ラケットを開発したヘッド氏は、プリンスで自身がテニスをもっと楽しむため、規約上問題のない(現在は大きさの制限がある)110平方インチというオーバーサイズ・モデルを独自に製作。当時、ラケットといえば、70平方インチが当たり前という時代だったから、約1.6倍というフェイス面積のラケットは、驚きのサイズだったはず。これが1978年に初代モデルが誕生する伝説のラケット「グラファイト」の原型となる。



その豊かなイマジネーションで、ラージサイズ・モデルを開発したヘッド氏

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