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2021.12.10

選手情報

女子大会主催者のマウ、安否が確認できないペン対して呼びかけ「トロフィー授与のために来てほしい」

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動画で“あなたを招待したい”と依頼したマウ

現地12月9日、フランス・アンジェで開催中のWTA125「オープン・アンジェ・アリーナ・ロワール」のトーナメントディレクターを務めるダブルスの名手、ニコラス・マウ(フランス/ダブルス世界ランク5位)は、大会公式ツイッターに動画を投稿。ペン・シューアイ(中国)に向けて「トロフィー授与をお願いしたい。待っています」と訴えた。

【動画】ペン・シューアイに呼びかけたマウの動画をチェック


動画の中で、「こんにちは、ニコラス・マウです。今大会のトーナメントディレクターを務めています。現在のところ、第1回大会は、すべてが上手くいっています。しかし、ある特別な選手がいません。ペン・シューアイです。今週、あなたはプレーをしていませんね。だから、日曜日に優勝選手にトロフィー授与をお願いしたく、あなたを招待したいです。ペン・シューアイ、私たちはあなたを待っています」と語っているマウ。その投稿には“#WaitingForPengShuai(ペン・シューアイを待っています)”とハッシュタグがついている。

11月25日、27日には、「デビスカップ by Rakuten ファイナルズ」で2試合に出場。1週を挟んで、今度はトーナメントディレクターと多忙なマウ。

中国の元副首相に性的暴行を受けていたことを告白し、その後行方不明となり、現在も安否が心配されているペン。今週開催中の大会とあって、時間的にもマウの呼びかけに対して返答をするのは現実的とは思えないが、それはマウも承知のはず。現役選手、女子大会のトーナメントディレクターとして、そしてテニス界で生きる1人として、ペンの安否を明らかにしたい。そんな意図も感じられる動画と言えるだろう。

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