「富士薬品セイムス ワールドチャレンジプログラム」のメンバーとして海外遠征を行った齋藤咲良選手
ジュニア世界最高峰の大会で単複準優勝!! “日本の未来”が殊勲の活躍を見せた――。
11月27日~12月8日、アメリカ・フロリダ州ブラデントンにあるIMGアカデミーで開催された「エディー・ハー国際ジュニア選手権(以下エディー・ハー)」、その14歳以下女子の部で齋藤咲良(MAT)選手が、単複準優勝と結果を残したのだ。
エディー・ハーは、Jr.オレンジボウルなどと並び、“ジュニア世界最高峰”と言われる大会。過去には、今年ウィブルドンJr.を制覇した望月慎太郎選手(2017年14歳以下男子優勝)や佐藤久真莉選手(富士薬品 ※2014年12歳以下女子優勝)も、エディー・ハーで好成績を収めている。注目すべきは、齋藤選手が13歳で出場したということ。1歳年上の選手たちの中で、この結果を出せたことは大きな意味を持つ。
今大会、齋藤選手は昨年に続き、 “トッププロを目指す女子を応援する”『富士薬品セイムス ワールドチャレンジプログラム』の海外遠征として参加した(齋藤選手はチーム2006の選手)。同プログラムの活動として、エディー・ハーのあとには「Jr.オレンジボウル」に出場予定。さらに、2020年1月には、テニスヨーロッパ最高峰の大会「プチザス」への出場も濃厚となっているだけに、さらなる活躍、成長に期待したい。
★齋藤咲良(MAT)選手」
「1つ下の年齢で準優勝できたこと、各国のトッププレーヤーと戦えたことがうれしかったです。今回は、ドライブボレーを積極的に打ったり、ネットプレーを多くしたりと“楽しむこと”を課題にしていましたが、できた試合、できなかった試合、両方ありました。(昨年敗れている)オルソン選手との準々決勝は、どんな相手かわかっていたので、自分がどこまでできるかなと思っていましたが、楽しむことができたと思います。
(大会全体を振り返って)きっかけになったなと思うのは、予選の決勝(vs.カウル 3-6,6-1,10-6)です。緊張の中で勝てたことで調子の波を掴むことができました。ただ、決勝の相手(vs.クロス)は相手に打たせるテニスで、いろんなボールを打ってきたのでやりづらかったし、上手い選手でした。このあとはJr.オレンジボウルがあります。自分のやってきた成果がしっかり出せるように頑張ります!」
★帯同コーチ・阪口さん
「本人も語っているように、予選決勝が一つの山でした。そこを乗り越えてから、齋藤選手らしさが出てきました。“楽しむ”という課題は、ホームのコーチから出されているものですが、私も、ダイナミックなテニスを意識するほうが、良さが出せると思うし、もっと成長していけると思います。今回は14歳以下というカテゴリーでしたが、今後はITFジュニアでしっかりポイントを獲得していって、来年のエディー・ハーやJr.オレンジボウルでは、ITFジュニアの部門で出場してほしいですね。もっと上のレベルのテニスをするためにも、今の課題をしっかりものにして成長してほしいと思います」
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