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2022.01.24

選手情報

20歳シナー、デミノーとの打ち合いを制して全豪初のベスト8[全豪オープン]

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シナー、デミノーにストレート勝利でグランドスラム2度目の8強

1月24日、全豪オープン8日目、男子シングルス4回戦が行われ、第11シードのヤニック・シナー(イタリア/世界ランク10位)は、第32シードのアレックス・デミノー(オーストラリア/同42位)と対戦。7-6(3)、6-3、6-2のストレートで下し、2020年全仏オープン以来、2度目となるグランドスラム準々決勝進出を決めた。

【動画】シナー、デミノーとの激しい打ち合いから華麗なパッシングショット!&マッチハイライト

今大会、1、2回戦を快勝した20歳のシナーは、3回戦でダニエル太郎(エイブル/同120位)との試合で初めてセットを落としたものの、トップ10らしくここぞという場面でギアを上げて、セットカウント3-1で勝利。全豪オープンで初めて4回戦にコマを進めている。

この日の相手、デミノーは小柄ながらフットワークが良く、粘り強くラリーに持ち込むプレースタイル。地元オーストラリアのファンから熱い声援が送られたが、この日はシナーの攻撃力が上回った。

互いに一歩も譲らず、サービスキープをし締まった展開となった第1セットは、シナーがタイブレークで先にラリーを展開して、3度のミニブレークに成功。7-6(3)でセットを奪うと、続く第2セットも第2ゲームのリードを保って6-3とする。

勝利まであと1セットとしたシナーは、一気に試合を決めに行き、2ブレーク。1-4とされたデミノーは第6ゲームで、この試合初めてのブレークで一矢報いて、粘り強いプレーを続けたものの、シナーがサービング・フォー・ザ・マッチをラブゲームで締め、自身初の全豪オープン準々決勝進出を決めた。

イタリア勢の準々決勝進出は、第7シードのマッテオ・ベレッティーニ(同7位)に続いて2人目。

準々決勝でシナーは、第4シードのステファノス・チチパス(ギリシャ/同4位)と第20シードのテイラー・フリッツ(アメリカ/同22位)の勝者と対戦する。

※ランキングは1月17日付のもの



■全豪オープン2022
日程/2022年1月17日(月)〜30日(日)
開催地/オーストラリア・メルボルン:メルボルンパーク
賞金総額/7,500万豪ドル(約62.7億円)
男女シングルス優勝賞金/440万豪ドル(約3.7億円)
サーフェス/ハード
試合球/「ダンロップオーストラリアンオープン」

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma