close

2022.01.26

選手情報

世界2位メドベデフ、大逆転勝利で準決勝へ! 4時間42分の激闘の末にオジェ・アリアシム下す[全豪オープン]

  • 著者をフォローする
  • 記事を保存

SHARE

  • 著者をフォローする
  • 記事を保存

メドベデフ、2セットダウンを跳ね返し逆転でベスト4

1月26日、全豪オープン10日目、男子シングルス準々決勝が行われ、第2シードのダニール・メドベデフ(ロシア/世界ランク2位)は、第9シードのフィリックス・オジェ・アリアシム(カナダ/同9位)と対戦。6(4)-7、3-6、7-6(2)、7-5、6-4で下し、昨年のUSオープンに続いてグランドスラム4強入りを果たした。

【動画】今大会のベストポイントか!? メドベデフとオジェ・アリアシムの激しいラリー&準々決勝マッチハイライトをチェック

オジェ・アリアシムは、今大会初戦で5セットマッチ、2回戦では4セットながら4時間19分のタフな戦いを強いられ、ベスト8進出者の中では最長となる計13時間27分もプレー。一方のメドベデフは10時間17分。体力面が気になるところだったが、試合序盤はオジェ・アリアシムが過去3戦全敗のメドベデフを相手に攻撃的なテニスを見せた。

試合は、メドベデフのサービスエースで試合がスタート。互いにビッグサーブを持っており、序盤は互いにブレークポイントすら握れず試合が進む。その中、第11ゲームでオジェ・アリアシムがブレークし、試合の均衡を破る。だが、メドベデフも簡単にセットを渡さない。次ゲームでしつこくラリーに持ち込んで、オジェ・アリアシムのミスを誘うと、すぐさまブレークバック。タイブレークに持ち込まれた。

そのタイブレークでは、4-3から相手のダブルフォールト、そして深いリターンがミスを誘い、オジェ・アリアシムが2度のミニブレークを奪って、重要な第1セットを先取。続く第2セットも序盤のリードを生かし、高い集中力をキープしてサービスゲームでメドベデフに連続ポイントを与えず。第2セットも6-3で取り、勝利まであと1セットとする。

なんとか踏みとどまりたいメドベデフは、ファーストサーブ確率が悪くリズムがつかめない。それでもサービスキープを続けてタイブレークへ。3ポイント目でミニブレークしたところで、雨のため試合が中断されたものの、このリードを守って、メドベデフが1セットを奪い返す。さらに、第4セットも4-5でオジェ・アリアシムのマッチポイントをしのぐと、第11ゲームで第1セット第12ゲーム以来のブレークに成功。2セットダウンから最終セットに持ち込んだ。

ここまで試合時間は、3時間41分。互いの意地と意地がぶつかり合って迎えた運命の最終セット、第3ゲームでオジェ・アリアシムに痛恨のダブルフォールトが出て、メドベデフがブレークに成功。盛り返したいオジェ・アリアシムは、第8、第10ゲームでチャンスを手にするが、メドベデフがさらに集中力を上げてものにできず。メドベデフがリードを守って、4時間42分の激闘の末に、大逆転勝利で2年連続ベスト4入りを果たした。

準決勝でメドベデフは、第4シードのステファノス・チチパス(ギリシャ/同4位)と対戦。チチパスは、準々決勝で第11シードのヤニック・シナー(イタリア/同10位)を6-3、6-4、6-2のストレートで下している。

※ランキングは1月17日付のもの



■全豪オープン2022
日程/2022年1月17日(月)〜30日(日)
開催地/オーストラリア・メルボルン:メルボルンパーク
賞金総額/7,500万豪ドル(約62.7億円)
男女シングルス優勝賞金/440万豪ドル(約3.7億円)
サーフェス/ハード
試合球/「ダンロップオーストラリアンオープン」

【特集】全豪オープン2022の記事はこちら

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録