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2022.01.27

選手情報

国枝慎吾、全豪ダブルスで7年ぶりの優勝にあと一歩届かず。イギリスペアがグランドスラム9連続優勝[全豪オープン]

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国枝慎吾/フェルナンデス、第1シードに接戦で敗れ準優勝

1月26日、全豪オープン10日目、車いすテニス男子ダブルス決勝が行われ、国枝慎吾(ユニクロ/ダブルス世界ランク5位)/グスタボ・フェルナンデス(アルゼンチン/同7位)は、東京パラリンピック銀メダリストで第1シードのアルフィー・ヒュウェット(イギリス/同1位)/ゴードン・リード(イギリス/同2位)と対戦。2-6、6-4、[7-10]のフルセットで敗れ、国枝にとって7年ぶり9度目の全豪ダブルスタイトル獲得とはならなかった。

【動画】国枝慎吾ら車いすテニスの白熱ラリー

この日の試合、序盤からヒュウェット/リードのパワフルなショットとドロップショットなどでコートを広く使われ、2-6で第1セットを落とした国枝/フェルナンデス。続く第2セットも第1ゲームでブレークされ、圧倒的な不利な状態となった。

だが、国枝/フェルナンデスはなんとか1ブレーク差で食らいついていくと、第8ゲームでブレークに成功。さらに、第10ゲームでも相手のミスを誘って、6-4でセットを奪い返した。

この勢いのまま10ポイントマッチタイブレークに入り、リードを奪った国枝/フェルナンデス。だが、2度のミニブレークで4-5とリードを許すと、雨による約1時間の中断後に突き放され、フルセットの末に敗れた。この結果により、ヒュウェット/リードは、2019年USオープンからグランドスラム9大会連続優勝という記録を作っている。

2007年から5連覇など全豪オープンダブルスで計8度の優勝を誇る国枝。7年ぶりのタイトルを狙っていたが、あと一歩届かなかった。

なお、国枝は第1シードとして出場しているシングルスでも決勝に進出。2年ぶり11度目の優勝をかけて、第2シードのヒュウェットと対戦する。

※ランキングは1月17日付のもの



■全豪オープン2022
日程/2022年1月17日(月)〜30日(日)
開催地/オーストラリア・メルボルン:メルボルンパーク
賞金総額/7,500万豪ドル(約62.7億円)
男女シングルス優勝賞金/440万豪ドル(約3.7億円)
サーフェス/ハード
試合球/「ダンロップオーストラリアンオープン」

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma