選手1人につき「3時間」!!
伊達さんが4選手にみっちり指導
11月9~10日、東京・スポル品川大井町にて、伊達公子×YONEX PROJECT~Go for the GRAND SLAM~」の第3回キャンプが実施された。これは15歳以下の女子小中学生を対象としたトップジュニア育成プログラム。
第2回キャンプでは「“集中”と“意識”」をテーマに行ったが、今回はより実戦を意識したプログラムとなった。2日間の中で、伊達さんは選手1人ずつに3時間マンツーマン指導を実施。その間、他の選手は国内トップクラスの大学生プレーヤーとマッチ練習を行うなど 試合を想定した練習をみっちり行った。
また、選手たちは浅越しのぶさん 石井弥起さんともみっちりヒッティング。コートを使えない時間は、川田誠さん(R-body project)によるトレーニング、夜には栄養士の方による食事術レッスン、さらに伊達さん自らによる中・高時代のエピソード、プロになるまで、そして世界で戦う負けない気持ちをどう育んだかの実体験を聞いたうえで、各自が目標・やるべくことを発表。2日間、非常に濃い時間を過ごした。
2年間で合計8回のキャンプを行う同プログラム。次回・第4回キャンプは2020年2月29日、3月1日に行われる。
<第3回キャンプの感想>
■奥脇莉音選手
「自分をもっと知ることと、ボールのスピードをコントロールしていきたいです」
■永澤亜桜香選手 ■成田百那選手 ■山上夏季選手 <2日間、指導・コーチングをして> ★伊達公子さん 取材協力/写真提供:株式会社ヨネックス
「フォアのグリップ、低い打点のショット。そしてバックの高い打点のショットを克服していきたいです
「試合で私はエンジンがかかるのが遅いタイプなので、どうすれば自分のテニスができるかを考えて練習していきたいです」
「ネットミスを多く出してしまいました。ボールの状況によって、弾道や体重移動を変えて打てるようにしたいです」
「この2日間、頭と体にたくさんのことを覚えさせたと思います。ホームコートでも忘れずに続け、無意識でもできるようになってほしいです。そのためにも、限られた練習時間を高い質、内容の濃いものにすること。1球1球常に意識を高く持って取り組んでほしいですね。それぞれ(2日間という)短期間で成長できたということは、積み重ねていけばさらに成長できるはず。次はさらに大きな成長が見えると良いと思います」
★浅越しのぶさん
「自分を知って、どういうプレーをしたらコートで躍動できるのかを考えてほしいです。日々、積み重ねることで、無意識にできるようになるように目指してほしい。もっと上を見据えて、レベルを上げていきましょう」
★石井弥起さん
「4人とも成長が見られて良かったです。今回新たに課題が見つかったので、しっかりやってきてくれることに期待しています。常に目標・目的・期待・やる気を持って取り組むことが大切です」
★川田 誠さん(R-body project)
「コンディショニングの時間は、集中して考えて取り組み、意識的から無意識に出来るようになれば、テニスに生きてきます。次回、さらにアップデートして、よりパフォーマンスを高められるようにしましょう」
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