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2022.02.04

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西岡良仁が内山靖崇にフルセット勝利、準々決勝に駒を進める [クリーブランド・チャレンジャー]

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4度目の対戦はフルセットの末に西岡が勝利

現地2月3日、ATPチャレンジャーツアー「クリーブランド・オープン」(アメリカ・クリーブランド/室内ハード)男子2回戦、第3シードの西岡良仁(ミキハウス/世界ランク123位)と内山靖崇(積水化学工業/同203位)の日本人対決は、西岡が6-4、1-6、6-4で勝利し、準々決勝進出を決めた。

【表】西岡良仁vs.内山靖崇スタッツをチェック

試合は西岡のサーブからスタート。しかし、ファーストサーブが入らず。ミスも出ていきなりブレークされる。コートの中に入ってストロークで主導権を握ろうとする内山、フォアハンドをループボールにし、カウンターへのえさを撒く西岡。見応えあるラリーが多くなっていく。

内山サーブの第6ゲームは、ロングゲームに。ブレークチャンスを1本凌がれた西岡だったが、内山のダブルフォールトで再びブレークポイントを迎えると、内山のダウン・ザ・ラインに対して、バックハンドでクロスにカウンターショット。これがウィナーとなり、12ポイントの末にブレークバックに成功する。
第9ゲーム、内山は3度のブレークチャンスを活かすことができず。続く第10ゲーム、逆にチャンスを迎えた西岡は、ストロークで内山の体勢を崩し、ネットプレーでポイントを決めてブレーク。6-4で第1セットを奪取する。

巻き返したい内山は、第2セット第1ゲーム、ラリーでミスを引き出してブレークに成功する。このセット、サービスゲームでは、75%のポイントを獲得し、ブレークチャンスを与えず。第5ゲーム、第7ゲームでもブレークに成功。6-1でセットを取り返す。

勝負の第3セット、序盤はキープが続く。試合が動いたのは、内山サーブの第6ゲーム。ロングゲームになると粘る西岡が3度ブレークチャンスを握るが、内山もブレークは許さず。逆に3度のゲームポイントを作るが、こちらもあと1ポイントが遠い。すると17ポイント目、西岡がクロスへのフォアハンドでネットに詰めてドロップボレーを決めて4度目のブレークポイントを迎えると、続くポイント、ネットに出た内山のボレーがオーバー。西岡がブレークに成功して3-2とする。その後、内山はブレークバックのチャンスを握ることができず。6-4で締めて、西岡が4度目の対戦を勝利した(対戦成績は西岡の3勝1敗)。

西岡は続く準々決勝でウイリアム・ブランバーグ(アメリカ/ITF955位)と対戦する。

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写真=田沼武男