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2022.02.22

選手情報

マレー、通算700勝にあと1勝! 世界158位に逆転勝利「まだ最高レベルで戦えると思っている」[ドバイ・デューティー・フリー・テニス選手権]

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マレーが逆転勝利で通算700勝に王手!

2月21日、ATP500「ドバイ・デューティー・フリー・テニス選手権」(アラブ首長国連邦・ドバイ/2月21日〜26日)シングルス1回戦、アンディ・マレー(イギリス/世界ランク89位)は、クリストファー・オコネル(オーストラリア/同158位)と対戦。6(4)-7、6-3、7-5で逆転勝利。通算699勝目を上げて、2回戦進出を決めた。

【動画】マレー対オコネル1回戦ハイライトをチェック

全豪ではディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン/同13位)を倒すなど見せ場を作っているオコネル。この試合、序盤からマレーに対して角度を生かしたプレーを展開。「(試合の序盤は)自分のプレーを見つけられず、彼にラリーの主導権を握られてしまい、とてもフラストレーションが溜まっていた」とマレーが振り返ったように、拮抗した勝負となる。

先にチャンスを握ったのはオコネル。第5ゲームでブレークチャンスを握ったが、ここはマレーがセーブ。すると、続くゲームで今度はマレーが逆にブレークポイントを迎えるが、こちらもあと1本が奪えず。
第9ゲーム、マレーがファーストサーブの確立を落とすと、オコネルが角度を使って攻撃。チャンスを作ると、チャンスボールでマレーが放った逆クロスがアウト。オコネルが先にブレークして5-4とリードを作る。しかし、直後のゲーム、マレーは軌道の高いボールを使ってミスを引き出し、15-40とチャンスを作るとブレークバックに成功。そのまま、タイブレークに突入する。

1本ずつミニブレークを奪い合い、4オールでマレーはサーブ&ボレーに出たが、オコネルのリターンが足元に入ってボレーをミス。続くサーブ2本をキープしたオコネルが7-6(4)でセットを先取する。

第1セットを落としたマレーは、ラケットを投げ、フラストレーションを露わにしたが、第2セット、見事な切り替えを見せる。第1ゲーム、オコネルのファーストサーブの確率が落ちるとリターンを叩き、ラブゲームでブレークに成功。続くゲームでのブレークポイントを凌ぐと、リズムが良くなる。5-3で迎えた第9ゲーム、マレーらしいカウンターショットも飛び出してブレーク。第2セットはマレーが6-3で取り返す。

第3セットは序盤からキープが続く展開に。第9ゲーム、マレーは4度ブレークポイントを握られるピンチを迎えたが、18ポイントの末にキープ。すると6-5で迎えた第12ゲーム、粘りのプレーで0-40としてマッチポイントを迎える。1本では決められなかったものの、続くポイントでオコネルのショットがサイドアウトとなって7-5。逆転勝利を果たした。

試合後、マレーは「結果的には良かったけど、途中まではそう簡単ではなかった。試合が進むにつれてサーブの調子が良くなって、それが大きな助けになったよ。私は、まだ最高レベルで戦えると思っているし、こういう試合に勝てたことは、とてもうれしい」と自信をのぞかせるコメントをしている。

これで通算699勝目。700勝をかけての2回戦では、第4シードのヤニック・シナー(イタリア/同10位)対アレハンドロ・ダビドビッチ・フォキナ(スペイン/同43位)の勝者と対戦する。

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