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2022.02.25

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西岡良仁、サービスキープに苦しみ世界1位になるメドベデフにストレートで敗れる[メキシコ・オープン]

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Photo by Getty Images

西岡良仁、サービスキープが各セット1度ずつとメドベデフに敗戦

2月24日、「メキシコ・オープン」(メキシコ・アカプルコ/ATP500)シングルス準々決勝が行われ、予選から勝ち上がった西岡良仁(ミキハウス/世界ランク103位)は、28日付の世界ランキングで1位になることが決まっているダニール・メドベデフ(ロシア/同2位)と対戦。2-6、3-6のストレートで敗れた。

【動画】西岡良仁、メドベデフに柔らかなタッチのドロップショットをお返し&試合終了の瞬間

今大会、予選2試合を勝ち抜いて本戦への切符を手に入れた西岡は、初戦で40歳のベテラン、フェリシアーノ・ロペス(スペイン/同114位)に2-6、6-0、6-4の逆転で勝利。さらに、2回戦では第7シードのテイラー・フリッツ(アメリカ/同16位)にも3-6、6-4、6-2と、ランキングで格上相手にも勝利している。

試合は、第1セット第2ゲームでメドベデフが守備力の高さを見せてブレークする。だが、直後の第3ゲームでは、西岡もメドベデフのショットに食らいつき、2ポイントを連取。0-30でフォアハンドのパッシングショットを決めて3本のブレークポイントを握る。サーブポイントで2本しのがれたものの、ラリー戦の中でスピンをかけた高い弾道やフラット系で低く滑るボールを放って、ミスを引き出しブレークバックに成功した。

それでも相手は、世界ランク1位に立つ選手。ギアを上げて、ライン際に次々とポイントを決めて、2度のブレークを許し、西岡は2-6で第1セットを奪われる。

続く第2セット、西岡は第1ゲームでメドベデフのネットプレーに対応。ブレークポイントを握ると、33本のラリー戦を制し、幸先よくリードを奪う。メドベデフにブレークバックを許したものの、第3ゲームで再びブレークして2-1となった。

だが、3-1になってからメドベデフは、強打だけでなくドロップショットや緩いムーンボールを使って西岡を翻弄。リズムを崩された西岡はサービスゲームでのミスも増えてしまい、2度のブレークを許してストレートで敗れた。

試合を通して、西岡は64%のファーストサーブ確率で、ポイント獲得率は30%と低く、セカンドサーブでは53%。サービスキープしたゲームは各セット1度ずつと苦しんだ。

試合後、メドベデフは「良仁はタフな相手だ。彼の弱点はサーブだ。リターンの仕方、走力、思いがけないショットを打てる」と語っている。

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