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2022.02.27

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元世界31位スタコフスキーがウクライナ軍に入ると告白、「自分も黙ってはいられない」

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写真提供:ゲッティ イメージズ

「目を閉じれば、爆弾の音が聞こえ、家の外では銃声が聞こえる」

2月26日、セルジ・スタコフスキー(ウクライナ)が、イギリス『SKYNEWS』の取材に応じ、ウクライナ軍の予備役(有事に際し、招集される)に入ることを明かした。

【動画】ウクライナ軍の予備役に入ると語ったスタコフスキー

1月の全豪オープン予選を最後に現役から退いているスタコフスキーは、取材に対して「軍隊は予備役を投入し、戦う意志のある者は誰でも、武器を使って抗戦の一員になるよう決めた。たくさんの人が予備役に申し込んでいる。実は先週の土曜日に、私も登録したんだが、その時は書類の不備で本契約までは至らなかった。でもすでにその手続も不要になり、やる気のある者ならば参加できるようになった」と経緯を説明。

これまで軍隊の経験はないというスタコフスキーだが、「銃を扱った経験はある。多くの同胞が、家族を残して命懸けの戦いに挑もうとしている。自分も黙ってはいられない」と語っている。

また「目を閉じれば、爆弾の音が聞こえ、家の外では銃声が聞こえる。人々がどんな思いをしているのか、想像もつかない。この48時間、ほとんど眠ることもできなかった」と戦争のストレスも口にしている。現役時代、キャリアハイ31位をマークし、4度のツアー優勝も果たしているスタコフスキー。今年1月まで現役選手としてテニスコートで戦っていた選手が、その1ヵ月半後に軍隊に入らなければならない。命を懸けて国を守らなければならない、これがウクライナの現状ということだ。

現地2月24日に始まったロシア軍によるウクライナ侵攻によって、民間人にも多くの死傷者が出ていると伝えられている。結末が見えない状況だが、1人でも多くの命が救われること、1日も早く平和が訪れること。ただ、それだけを願うばかりである。

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